【映画】家族はつらいよ

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【解説・あらすじ】名匠・山田洋次監督が「男はつらいよ」シリーズ終了から約20年ぶりに手がけた喜劇。山田監督の「東京家族」で一家を演じた橋爪功、吉行和子、妻夫木聡、蒼井優ら8人のキャストが再結集して現代に生きる新たな一家に扮し、熟年夫婦の離婚騒動をめぐって織り成される人間模様を描く。結婚50年を目前に控えた平田夫妻。夫はもうすぐ誕生日を迎える妻にプレゼントを贈ろうと欲しいものを尋ねるが、その答えはなんと「離婚届」だった。突如として持ち上がった離婚話に、彼らの子どもたちは大慌て。すぐに家族会議が開かれることになるが、それぞれが抱えてきた不満が噴出してしまう。(映画.comより)

製作年:2016年
製作国:日本
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、平松恵美子
プロデューサー:深澤宏
製作:大角正
製作総指揮:迫本淳一
音楽:久石譲
主なキャスト:橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優、小林稔侍、風吹ジュン、中村鷹之資、丸山歩夢、笹野高史、木場勝己、徳永ゆうき、笑福亭鶴瓶、岡本富士太、広岡由里子、近藤公園、北山雅康、関時男
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【感想】
今の時代、こう言う映画を世に送り出せるのは、もはや山田洋次監督だけでしょうね。
まあはっきり言って古臭いです、今の時代を描いても思いっ切り昭和テイスト、でもこの懐かしい感じがたまらなく良かったりもするんですよね。
誰も作ろうとしない古臭さ、いや、誰も作れない古臭さ、最近はなかなかこう言う映画にはお目にかかれないから、逆に新鮮な気持ちで見ることができて、予想以上に楽しめました。
これはまさしくコメディ映画ではなく喜劇映画でしたね、何の情報もなく見ても山田作品だと分かるこの安心感、ご高齢ですがまだまだ山田洋次監督には頑張ってもらいたいです。

「東京家族」と同じキャストで真逆のような内容の映画を作ったのも面白い試みだったと思いました。
正直最初は若干混乱しましたけど・・・。
しかし時代錯誤と言えるリアリティのない演出と、一方で妙にリアリティのある家族の言い争いの、絶妙なアンサンブルがとにかく素晴らしかったです。
今の時代こんなことする人いないよ的シーンが大多数の中で、そこで繰り広げられている家族の会話・言い争いの内容は妙にリアル、と言うかまあ昔からこれが普遍的な家族の構図だったりもするんでしょうけどね。

それにしても橋爪功が演じたお父さんが典型的な昭和のオヤジ過ぎて相当ツボでしたよ!素晴らしい演技でした。
私の父も電話で必ず「あぁ~俺だ」と言って電話かけて来るので、冒頭からツボ、靴下を投げっ放しなのも同じだったし(今も変わってないらしい)、そんな昭和オヤジあるあるの中で熟年離婚問題が起こるのは、我が身にも降りかかってきそうで他人事には思えず、クスクス笑いながらもどこかいろいろなことを考えさせられながら、思いっ切り山田ワールドを満喫することができました。

家族とは言えども、やっぱり言葉にしないと伝わらないことってありますもんね、こんな風に言い合える、言い争えるのは、悪いことじゃない、何だかんだで運命共同体、悪いこともあるけど、やっぱり家族っていいものだなと改めて再認識させられた映画でした、最後はややご都合主義すぎた部分もありましたけどね。
この一家がどうなって行くのか、続編も製作されたようなので、またどんな騒動が起きるのかそちらも楽しみです。
ところであの鰻重はどうしたのかな・・・食べたい・・・。
評価4.0(5点満点中)


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