【映画】早春物語

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【解説・あらすじ】17歳の少女が春休みに体験した恋、同級生との交流を通じて成長するさまを描く。赤川次郎の同名小説を「刺青(1984)」の那須真知子が脚色。監督は「Wの悲劇」の澤井信一郎、撮影も同作の仙元誠三がそれぞれ担当。
沖野瞳は鎌倉北高校写真部所属の17歳。瞳の母は数年前に死亡し、もうすぐ父は大宅敬子という女性と再婚することになっている。春休みになり、写真部のテーマ「春--来たりて去る」のため、瞳はカメラをかかえて鎌倉の町を歩き、とある寺の参道前で格好の被写体を見つけた。だが駐車している車が邪魔っけだ。その車をどけてもらったことがきっかけで、瞳は梶川と知り合った。彼は42歳の独身男性で、アメリカでクズ鉄の行商をしているという。数日後、鎌倉駅で仲良しの麻子と会った瞳は、恋人に会うという麻子への対抗上、自分もデートするんだと言った。そして、梶川のオフィスに訪ねていった。梶川は上司の竹中常務がガンのために会社をしりぞいたので、社内の出世コースからはずれ、アメリカ支社の不振の責任を全部おしつけられようとしていた。梶川は彼女をパーティに誘った。そこで、石原貴子という女性が梶川になれなれしいのを見て、瞳は嫉妬めいたものを感じた・・・。(映画.comより)

製作年:1985年
製作国:日本
監督:澤井信一郎
原作:赤川次郎
脚本:那須真知子
製作:角川春樹、市村一三
プロデューサー:黒澤満、伊藤亮爾
音楽監督:久石譲
主題歌:原田知世
主なキャスト:原田知世、林隆三、仙道敦子、早瀬優香子、田中邦衛、由紀さおり、平幹二朗、岩崎加根子、一色采子、宮下順子、秋川リサ、高木美保、戸浦六宏、津村鷹志、大林丈史、伊藤克信、有川博、大場順、井上博一、加藤和夫、倉崎青児、有栖川淑子、海一生、寺杣昌紀、小林稔侍
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【感想】
あまり80年代の邦画には詳しくないのですが、いかにも80年代、そしていかにも全盛期の角川映画な香りのする、まさにこの時代だからこそ成せた映画だったなと思いました。
今の時代では17歳の少女と42歳の中年男が恋しても、それはそれで無くもないような時代だったりもしますけど、当時はまあそう簡単なことではなかったでしょうし、ましてや中年男性に身を捧げようとするなどもってのほかだったでしょうから、だからこそ原田知世が演じた主人公・瞳の大人の世界へ背伸びしようとする様子にヤキモキさせられ、且つドキドキさせられる映画になっていた気がしましたね。

今の時代は大人への憧れよりも大人への絶望、そしてまだ子供でいたい心の方が強い時代だったりもしますから、今この映画を作っても絶対受けないでしょう・・・。
むしろ中年男性が女子高生を求めている時代ですしね(苦笑)
ただ瞳が大人の女性へと背伸びしようとする様子は、ここまで来ると若干、いや、かなり痛々しいかな・・・。
原田知世の可愛さで何とか成り立ってますが、ほぼストーカーですし、言動も相当ウザッたかったぁ。

しかし林隆三が演じた中年男・梶川がまさにこれぞ大人の男って感じの対応をするので、それがこの映画の味となって、何となく憎めない作品になっていたなと思いました。
見る前は単純に原田知世のアイドル映画だと思っていたのですが、見てみたら林隆三が醸し出す雰囲気の方が印象深くて、ある意味予想外でしたけどおかげで十分楽しめましたよ。
梶川は、まさにザ・包容力のある男性!って感じでしたね。

メインの部分以外では、瞳が親友に男関係で負けまいと意地を張る感じが、妙にツボでした。
この2人の80年代っぽい会話が終始微笑ましくて良かった、親友役の仙道敦子も原田知世に負けず劣らず可愛かったなぁ。
それと父親役の田中邦衛も味があって良かったねぇ、継母の由紀さおりと原田知世のビリビリした空気感もいいスパイスになっていたと思いました!
まあ全体的にはいろいろと突っ込みどころも多いのですが、時代の違いもありますので、そこは突っ込むのも野暮なのかな、最後の原田知世の主題歌を聴いて、とりあえずは余韻に浸るべしでしょう。
評価3.5(5点満点中)


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