【映画】ダーティー・コップ

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【解説・あらすじ】ニコラス・ケイジ&イライジャ・ウッド共演によるクライムサスペンス。ラスベガス警察の証拠品保管室で働くウォーターズとストーンは、毎日代わり映えのない退屈な仕事に飽き飽きしていた。そんなある日、ドラッグ絡みの大金が隠された金庫の存在を知った2人は、その金を奪い取ろうと画策するが……。共演に「グリーン・インフェルノ」など女優としても活躍するシンガーソングライターのスカイ・フェレイラ、「底抜けシリーズ」の名コメディ俳優ジェリー・ルイス。(映画.comより)

製作年:2016年
製作国:アメリカ
監督:アレックス・ブリューワー、ベン・ブリューワー
脚本:ベン・ブリューワー、アダム・ハーシュ
製作:モリー・ハッセル、ブラクストン・ポープ、ブラッド・シュレイ、マイク・ナイロン
製作総指揮:ヘンリー・ウィンタースターン、ジェイソン・カーター・ミラー、ウィリアム・V・ブロミリー、サイモン・ウィリアムズ、ジェフ・ライス
音楽:レザ・サフィニア
主なキャスト:ニコラス・ケイジ、イライジャ・ウッド、スカイ・フェレイラ、イーサン・サプリー、ジェリー・ルイス、ケビン・ワイズマン、スティーブン・ウィリアムズ、トミー・ベガス、ケストン・ジョン、クリスティー・ベラン、ジェイ・ヒエロン、アビゲール・リッチ、ジョーイ・ベル

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【感想】
真面目に見たら警察腐敗や大金強奪等、手垢の付いた題材を至極地味に描いた映画でしたから、特筆するような内容では無かったと思うのですが、何でしょうかねぇ、何故かニヤニヤしてしまうと言うか、クセになると言うか、映画の出来の良し悪しとはまた違った部分の楽しみがあった一本だったと思いました。
まあそれもそのはず、何せあの二大スターの共演でしたからね、ニコラス・ケイジにイライジャ・ウッド、まさしく夢の共演、って・・・え?どこが?と思った方はこの映画をそれほど楽しめない可能性大でしょう、内容よりもこの2人にニヤリとする映画でしたからね。
過去に一世を風靡した2人も今やB級路線まっしぐら、でもここまで来ると逆にそれがいい、毎度毎度またこんな映画に出てるのかよと思いつつも、何だかんだで気になる2人、その2人が共演した、それだけで十分な映画だったと思いましたよ。

そんなニコラスとイライジャが演じた警官は、まあいわゆる小悪党な汚職警官でしたが、キャラやタイプは真逆、演じた2人それぞれの個性に合致したキャラだったので、そこはスンナリ受け入れられたと言うか、そうとしか思えないキャラクターだったので、それだけで思わずニヤリとさせられましたね。
ただキャラ紹介も兼ねた前半は緊張感に欠け、テンポも悪かったので、ややノリづらい面はあったかなと、ところどころクスっとさせられはするんですけどね、本題がなかなか進まなくて、正直間延び感は否めませんでした。
でも、特にニコラスが、いちいち面白い!私的にはテンポの悪さはそこで相殺って感じでしたかね、とにかくニコラス萌え度が半端じゃない映画でした。

マフィアの隠し金庫から大金強奪を実行する後半は、一転サスペンスフル、そしてトラブル続出でハラハラドキドキ、でもニコラスは相変わらずふざけていると来たもんだ、逆にイライジャはオドオド小心者ぶりをこれでもかと披露、まさしく2人らしい真逆のキャラに、大金強奪よりもその関係性にハラハラドキドキ、そこに謎のジャンキーな女性も絡んだ顛末は、皮肉たっぷり、でも妙に納得な結末で、いかにも2人らしい映画になったなと思いました。
スッキリしない謎めいた最後は賛否両論でしょうが、私的にはこれはこれで有りでしたよ、結局あの女は?何だかよく分かりませんでしたが、まあ映画全体に漂うクズっぽさは、何気に嫌いではなかったです。

ただ一応ニコラスとイライジャが演じた警官は上司と部下の関係ながらプライベートでは友達な設定でしたけど、できればもっと友達であるエピソードが色濃く描かれていれば、また違った味わいもあった気がしてそこはちょっと勿体無かったかなと、劇中ではそう親しくは感じられなかったので・・・。
まあ正直、演じた2人のキャラ頼み感は否めない映画ではありました、でもイカレキャラが嵌るニコラスにオドオド君が似合うイライジャが織り成す珍妙な大金強奪は、らしい・・・いかにもらしい内容で、何だかんだでまずまずは楽しめました、話そのものはホント普通でしたけどね。
評価3.0(5点満点中)


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