【映画】ブルックリンの恋人たち

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【解説・あらすじ】アン・ハサウェイが主演のほかプロデューサーも務め、ニューヨークを舞台に描いた恋愛映画。人類学博士号を目指し、モロッコに暮らすフラニーは、ミュージシャン志望の弟が交通事故で昏睡状態に陥ったため、家族が暮らすニューヨークに戻ってくる。弟の意識が戻る可能性は低いと医者に聞かされ動揺するフラニー。弟と疎遠になっていた彼女は、自分が今まで弟のことを何も知らないでいたことを悔やみ、彼が何を感じてきたかを知ろうと、弟の日記を手にその足跡をたどっていく。そんな中、弟が憧れるミュージシャンのジェームズと出会い、フラニーとジェームズは音楽を通じ、互いにひかれ合っていく。ジェームズ役にはミュージシャンとしても活躍するジョニー・フリン。「プラダを着た悪魔」で監督アシスタントを務めた、ケイト・バーカー=フロイランド初監督作品。(映画.comより)

製作年:2014年
製作国:アメリカ
監督、脚本:ケイト・バーカー=フロイランド
製作:マーク・プラット、ジョナサン・デミ、アダム・シュルマン、アン・ハサウェイ、クリストファー・ウッドロウ、モリー・コナーズ
製作総指揮:マリア・セストーン、サラ・E・ジョンソン、ホイト・デビッド・モーガン、ジェイコブ・ペチェニック、アンディ・ニューバーダー、キャスリン・ディーン、ジャレッド・レボフ
音楽:ジェニー・ルイス、ジョナサン・ライス、ナサニエル・ウォルコット
主なキャスト:アン・ハサウェイ、ジョニー・フリン、メアリー・スティーンバージェン、ベン・ローゼンフィールド、ギデオン・グリック、アル・トンプソン、クリスタル・ロナバーグ、シャロン・バン・エッテン、ショーン・パーソンズ、カトリーナ・E・パーキンズ、ウォルター・ディフォレスト、ローラ・カーク、サラ・スティール、ピーター・フランシス・ジェームス、グレース・レックス、キャス・ディロン、ナオミ・シェルトン

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【感想】
「ブルックリンの恋人たち」の、たちの部分に若干違和感を覚えた作品ではありましたが、雰囲気的には嫌いではない作品でした。
しかし好きと言うにはもう一つ心に来るものが無かったのもまた正直なところで、結局のところ私の中では嫌いではない止まり・・・ホント雰囲気的には嫌いではなかったんです、心地良い音楽をバックにニューヨーク・ブルックリンの各地を訪ね歩くような感覚も味わえましたし、大人のロマンスな部分でも、感覚的には楽しめました、けど、何となく物足りないと言うか、もう一声欲しかったと言うか、まあお互いがそれぞれにあまり執着していない辺りが大人と言えば大人とも言えるのですが、見ている側もどこかこう満たされない思いに苛まされて、何とも言えないもどかしさを感じてしまった作品でしたね、雰囲気は返す返すも嫌いではなかったのですが。

まあもう一方の主役とも言える音楽の方で嵌れれば、また印象は全然違ったのかもしれませんが、心地良くて哀愁も感じれて、これも雰囲気的には嫌いではなかったのですが、心に刺さるところまではいかない的な、微妙にノリ切れていない自分もいたりして、音楽の方でももう一つ掴み切れない部分があった作品でした、ってそこは好み問題が大きいと思うので、勿論好きな人にはたまらない音楽なのでしょうが。
ただジェームズを演じたジョニー・フリンはやはり現役のシンガーだけあって、さすがの雰囲気を醸し出していましたね、それと有名シンガーなのに押しの弱い感じと、漂ういい人臭はキャラ的に結構好きでした。

問題はお相手のフラニーの描き方かな、結局終わってみても、どんな女性なのかいまいちよく分からなかった・・・。
アン・ハサウェイの存在感でまあ何とかなっていましたが、描き方としては微妙だったような、いくら雰囲気で魅せる映画とは言え、もう少し彼女へ感情移入できる何かが欲しかったかな、弟への急な思い入れも何となく遠い目でしか見れませんでした。
まあ家族のことって知っているようで知らない部分が多いのは確かにそうなんで、失いそうになったからこそ急にあんな感じになったのも分からないではないのですが。

ただお互い孤独な空気感に苛まされていた2人だったからこそのロマンスは、まあ状況はさて置き、心の隙間を埋めるような大人の儚い恋って感じで、これも嫌いではなかったです。
アンの控えめに、恥ずかし気に歌う歌声も、結構好きでした。
状況が違っていたら、もっとお互いに執着したのだろうか・・・。
まあこんな静かなるロマンスも、雰囲気的には悪くなかった、けどやはり盛り上がりには欠けたので、尺が短い割に長さは感じてしまった作品でしたね、音楽を使った盛り上げ方にもう一工夫あれば良かったのですが・・・。
とは言え、アン・ハサウェイ鑑賞映画としては、十分すぎるぐらい堪能できましたけどね。
評価3.0(5点満点中)


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