【解説・あらすじ】適当な理由で地球の運命を託された男が、特殊能力でさまざまな騒動を巻き起こす様をサイモン・ペッグ主演で描いたコメディ。イギリスのコメディ集団「モンティ・パイソン」のテリー・ジョーンズ監督がメガホンをとった。銀河法の定めにより、エイリアンが滅亡を狙う地球の運命を預かることとなったイギリスの教師ニール。なんでも願いがかなうという能力を手に入れたニールだったが、愛犬のデニスを話せるようにしたり、死者をゾンビとして復活させるなど、せっかくの能力をロクなことにしか使わず……。主人公ニール役に「ミッション:インポッシブル」シリーズなどハリウッドでも活躍するペッグ。会話能力を身に着けた愛犬デニスの声を、2014年に他界したロビン・ウィリアムズが担当している。テリー・ギリアム、ジョン・クリーズら「モンティ・パイソン」のメンバーがエイリアンの声で参加。(映画.comより)
製作年:2015年
製作国:イギリス
監督:テリー・ジョーンズ
脚本:テリー・ジョーンズ、ギャビン・スコット
製作:ビル・ジョーンズ、ベン・ティムレット
製作総指揮:マイク・メダボイ、クリス・チェサー、ベン・ホワイト、マーク・サンデル、エドワード・シモンズ、ケント・ウォルウィン、ディーン・ゴールドバーグ、デビッド・ロジャース、ジェイソン・ギャレット、ジェレミー・マーテル
音楽:ジョージ・フェントン
主なキャスト:サイモン・ペッグ、ケイト・ベッキンセール、サンジーブ・バスカー、ロブ・リグル、ロバート・バサースト、エディ・イザード、ジョアンナ・ラムレイ、マリアンヌ・オールダム、エマ・ピアソン、ミーラ・サイアル、ジョン・クリーズ(声)、テリー・ギリアム(声)、エリック・アイドル(声)、テリー・ジョーンズ(声)、マイケル・ペイリン(声)、ロビン・ウィリアムズ(声)
【感想】
洋画のコメディ映画は国民性の違いもあったりで、日本人の笑いのツボにいまいち嵌らない映画が多かったりしますけど、これはホント分かり易くて面白かった、洋画のコメディは苦手な方でもこれなら大なり小なり楽しめる、まさしく古き良き時代を髣髴とさせるコメディ映画だったのではないでしょうか。
しょーもない、くだらない映画と言ってしまえば間違いなくそうなんです、でもそれこそ最高の誉め言葉と言えるようなくだらない笑い連発に、クスクス笑いが止まりませんでした。
まあ大爆笑ってところまではいかないんですけどね、でもこのしょーもなさ加減が、いかにもサイモン・ペッグ主演映画らしいくだらなさで、私は結構好きでしたよ。
もし全知全能のパワーを手にしたらどうするか、そんなことを誰しもが一度は考えたことがあるのではないかと思いますが、もし本当に手にしてしまったら、やっぱりこんな感じになってしまうんでしょうかねぇ。
綺麗ごと抜きに考えたら、それは私利私欲の為に使うのは当然、好きな女の子が自分を好きになれ!なんて、絶対やるよなぁ・・・そんなパワーを手に入れてしまったサイモン・ペッグが織り成すドタバタ劇、本当に分かり易くて、バカバカしくて、単純に面白かったです、それでいてしっかりとしたメッセージ性も含まれているのが何気に素晴らしかったですね。
言葉の解釈一つで、起こる出来事が全く予想できない方向に向かっていったりする辺りも、なかなか興味深かったです。
何でも願いが叶うとは言っても、一つの言葉から様々な弊害を生んだり、まあホント世の中単純には出来てないなと、妙に感心した終盤の展開でした。
そんなブラックでシュールな笑いの落としどころは、なるほどそう来ましたかと、納得の落としどころでしたね、まあ基本的にはバカ一辺倒の映画でしたけど。
まあ何にしても、やっぱり普通に生きるのが一番だなと、そう素直に思わされた映画でした、全知全能のパワーなんて、一小市民には重すぎます!
冷静に考えると脚本的には正直もう一声な印象は無きにしも非ずでしたが、そこは役者の力である程度カバー、特にサイモン・ペッグと犬のデニスのやり取りは最高でしたね、デニスの声を担当したロビン・ウィリアムズがホント絶品でした!だけに、エンドロールが感慨深かったです・・・おぉ~ロビン・・・。
一方期待していたヒロインのケイト・ベッキンセールは思いのほか残念だったなぁ、美しいのは間違いなく目の保養にはなったのですが、キャラ設定が微妙過ぎてガッカリ感は否めず。
とは言え、まあ基本的には十分楽しめました、思いっ切り万人向けなコメディ映画でしたけど、私レベルにはちょうど良かったです。
評価3.5(5点満点中)
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