【映画】オリエント急行殺人事件

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【解説・あらすじ】1974年にも映画化されたアガサ・クリスティの名作ミステリーをケネス・ブラナーの製作・監督・主演、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファーら豪華キャストの共演で新たに映画化。トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で、富豪ラチェットが刺殺された。教授、執事、伯爵、伯爵夫人、秘書、家庭教師、宣教師、未亡人、セールスマン、メイド、医者、公爵夫人という目的地以外は共通点のない乗客たちと車掌をあわせた13人が、殺人事件の容疑者となってしまう。そして、この列車に乗り合わせていた世界一の探偵エルキュール・ポアロは、列車内という動く密室で起こった事件の解決に挑む。主人公の名探偵ポアロ役をブラナー、事件の被害者ラチェット役をデップ、未亡人役をファイファーが演じるほか、教授役にウィレム・デフォー、家庭教師役にデイジー・リドリー、公爵夫人役にジュディ・デンチ、宣教師役にペネロペ・クルスが配されている。(映画.comより)

製作年:2017年
製作国:アメリカ
監督:ケネス・ブラナー
原作:アガサ・クリスティ
脚本:マイケル・グリーン
製作:リドリー・スコット、マーク・ゴードン、サイモン・キンバーグ、ケネス・ブラナー、ジュディ・ホフランド、マイケル・シェイファー
製作総指揮:アディッティア・スード、マシュー・ジェンキンス、ジェームズ・プリチャード、ヒラリー・ストロング
音楽:パトリック・ドイル
主なキャスト:ケネス・ブラナー、ジョニー・デップ、ミシェル・ファイファー、ジュディ・デンチ、ペネロペ・クルス、デイジー・リドリー、ウィレム・デフォー、ジョシュ・ギャッド、デレク・ジャコビ、レスリー・オドム・Jr.、マーワン・ケンザリ、オリビア・コールマン、ルーシー・ボーイントン、マヌエル・ガルシア=ルルフォ、セルゲイ・ポルーニン、トム・ベイトマン、ミランダ・レーゾン、アダム・ガルシア

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【感想】
これだけ有名な作品にも関わらず原作も読んでなければ過去に映像化された作品も見ていなかったので、何の先入観もなくフラットな状態で、むしろ内容よりも豪華名優陣の競演が楽しみで鑑賞したのですが、どうなんでしょう・・・その豪華名優陣の演技合戦的なものに関しては、正直期待以上とまではいかなかったかなぁ。
まあ当然名探偵ポアロが主人公で、彼が難解な殺人事件の謎を解くミステリー映画ですから、元々こう言うものなのかもしれませんが、ほぼポアロのケネス・ブラナー独壇場な映画でしたので、名優達の豪華共演と言った部分に関してはやや物足りなさを感じました、見所はそこじゃないと言われても、そこに期待して見に行ったので・・・。
話そのものに関しては、これだけ有名な作品ですから、それは勿論つまらない訳がなく、上質なミステリー劇をそれ相応には堪能させてもらいましたけどね。

特に映像が物凄く印象に残る映画でした、時代背景を考慮したレトロ調な雰囲気がたまらなく良かったです、まるでその時代を旅しているような気分にも浸れて、名作を見た余韻は十分感じれました、広大な雪景色の映像美も、雰囲気抜群でしたね、列車内の空間を際立たせた映像技術にも、とても魅了された作品でした。
話も映像も素晴らしいとなれば、後は味付けの部分なのですが、そこは単純に好みの問題なのかもしれませんが、ややドキドキ感やワクワク感に欠けた印象もあって、勿論面白かったのは間違いない事実なんですけど、正直あまり感情の起伏が起きないまま、ホント上質で綺麗にまとまったミステリー劇を見たなと・・・ってまあ古典ミステリーですからそれはあなた、お門違いもいいとこですよと言われたらぐうの音も出ないのですが。

事件の顛末は本当に切なく、ポアロの信条である善か悪では片づけられないような、何とも悲哀たっぷりな事件の全容に、感心したと言ったら言葉は変ですが、これぞ上質なミステリーと思わされるに十分な、とても魅力あるストーリー構成だったなと思いましたよ。
犯人に関して言えば、驚きなんですけど、思いのほか驚けてない自分もいる辺り、やっぱり味付けに問題があった気はしないでもなかったですが。
テンポが早い訳でもなかったのに、意外と考える間もなく展開していき、結果ポアロが天才的な推理から答えを導き出す感じでしたので、何となく置いて行かれた感が・・・まあそれは見る側の問題なのかもしれませんが。

それでも基本的には雰囲気込みで楽しめました、続編があったらまた見たいです、長過ぎるお髭と卵への拘りが特徴的なポアロの名探偵ぶりを、次は豪華名優云々関係なく楽しみたいですね。
豪華メンバーの中ではやはりジョニー・デップが突出して存在感を示していましたね、こんな役もめちゃくちゃ似合う、割と均等に旅客に見せ場を作った中でも、圧倒的な存在感でした、それとデイジー・リドリーも意外とこの中に入っても見劣りはしませんでしたね。
しかし返す返すも、もっと名優達の濃い演技を堪能したかったなぁ、でも長尺で見たらダレそうなので、これはこれで良しとするしかないか。
評価3.5(5点満点中)


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