【映画】ラストレシピ 麒麟の舌の記憶

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【解説・あらすじ】人気料理番組「料理の鉄人」を手がけた演出家・田中経一のデビュー小説を、二宮和也主演、「おくりびと」の滝田洋二郎監督のメガホンで映画化。二宮扮する天才料理人が、歴史の闇に消えてしまった幻のレシピを探す過程で、思いがけない真実が明らかになっていくさまを描く。1930年代、日中戦争前の満州国にやってきた天皇の料理番・山形直太朗は、陸軍からの依頼で112品目から構成される伝説のフルコース「大日本帝国食菜全席」を考案する。しかし、そのお披露目の直前、とある陰謀によって「大日本帝国食菜全席」のレシピはいずこかへと失われ、歴史の闇に消えてしまった。それから70年後の現代、一度食べればどんな味でも再現できる絶対味覚「麒麟の舌」を持ちながら、料理への情熱を失ってしまった天才料理人・佐々木充は、中国料理界の重鎮である楊晴明という老人から、失われたレシピを探して欲しいと依頼される。二宮が主人公・佐々木を演じ、山形役の西島秀俊のほか、綾野剛、宮崎あおい、西畑大吾、竹野内豊らが脇を固める。企画に秋元康が名を連ね、「永遠の0」の林民夫が脚本を担当。(映画.comより)

製作年:2017年
製作国:日本
監督:滝田洋二郎
原作:田中経一
脚本:林民夫
企画:秋元康
製作総指揮:早河洋
製作:亀山慶二、藤島ジュリーK.、吉崎圭一、市川南、見城徹、秋元伸介、木下直哉、沖中進、浅井賢二、二木清彦、樋泉実、荒波修
エグゼクティブプロデューサー:西新
Co.エグゼクティブプロデューサー:佐々木基、阿比留一彦、上田太地
チーフプロデューサー:林雄一郎
プロデューサー:八木征志、高野渉、若林雄介
音楽:菅野祐悟
フードコーディネーター:結城摂子
主なキャスト:二宮和也、西島秀俊、綾野剛、宮崎あおい、西畑大吾、兼松若人、竹嶋康成、広澤草、グレッグ・デール、ボブ・ワーリー、大地康雄、竹野内豊、伊川東吾、吉澤太陽、筒井真理子、菜葉菜、笈田ヨシ

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【感想】
これは思いのほか良い映画でした。
滝田洋二郎監督×二宮和也主演の映画だけに、思いのほかと言う表現は失礼な気もするのですが、期待値の高さとは裏腹にそこまで評価も興行収入も上がってなかったようでしたから、もしかして失敗作だったのかなと自分の中でややトーンダウンした状態での鑑賞だったので・・・でも見てみたら私の心には十分響く内容で、思いのほか良かったです。
料理映画としての面白さ、ミステリー仕立ての謎解き要素、温かみのある人間ドラマ、そして家族と愛の物語、様々な要素がどれも程好く見応えがあって、見終わってとても心地良い余韻に浸れる一本だったなと思いましたよ。
エンドロールまで見応えがあって、全く飽きることなく楽しむことが出来ました。

ただ、現代パートと過去パートのバランスは、正直やや微妙かなと思いましたけどね・・・。
印象に残るのは、相当な割合で過去パートでしたから。
でも終わってみるとこれはやはり佐々木充の物語、徐々に謎が明らかになり、最後は全て繋がると言うその持って行き方自体は、まあさすがだなと思わされましたね。
二宮ファンはちょっと不満だったかも?
ただ二宮の演技があってこその物語だったのは間違いない事実、根底の部分がしっかりしていたからこそ、過去パートが生きたところもありましたからね、壮大なストーリーでありながら、実は一人の青年の再生と成長の物語と言う、その巧みな構成に何だかんだで満足させられた作品ではありました。

とは言え、回りくどさもここまでくるとと言った感じで、出来過ぎな感は否めませんでしたけどね、でもあの充のキャラを考えると、ここまでのことをするしかなかったでしょう、できればもっと充のキャラを掘り下げて描いてくれたら、更に説得力は上がった気がしました、それと彼の料理の腕前をもう少し見たかったかなぁ。
まあでも料理全般は、過去パートを中心に十分食欲はそそられました、どちらかと言えば身近な料理の方がおいしそうに見えましたかね(←単に高級料理に縁が無いからとも言える)、とにかくビーフカツサンドが食べたい、勿論出来ることなら大日本帝国食菜全席も食べてみたいですが・・・大穴なら綾野剛の黄金チャーハンか(笑)

しかしまあ過去パートは何かと心揺さぶられましたね、山形直太朗の志、彼を導いた妻の愛、そして支えた仲間達、政治的な部分の話は胸が苦しくなりましたが、国を、世代を超えた壮大な物語には、思わず涙でした。
そしてさすがの演技は宮崎あおいか、芯の強さと愛の深さにグッと惹き込まれた、それに応えた西島秀俊と、鎌田&楊を演じた若手2人(西畑大吾&兼松若人)の熱演も何気に印象深い作品でした。
まあ突っ込みどころは確かにありましたが、私はそれ以上に心地良い感動を得られたので、とりあえず見て損は無かったです、いい映画でした。
評価4.5(5点満点中)


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