【映画】氷菓

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【解説・あらすじ】人気作家・米澤穂信による青春学園ミステリーで、アニメ化もされた「古典部シリーズ」の第1作を、「四月は君の嘘」の山崎賢人と「L エル」の広瀬アリス主演で実写映画化。「やらなくてもいいことなら、やらない」を信条とする折木奉太郎は、入学したばかりの神山高校でも平穏な日々を望んでいたが、姉の命令で廃部寸前の古典部に入るハメに。ある事情から古典部に入部してきた美少女・千反田えると出会った奉太郎は、好奇心のかたまりのような彼女の行動に巻き込まれ、学園内で起こる不思議な出来事を持ち前の推理力で次々と解き明かしていく。そんなある日、えるは奉太郎に「10年前に失踪した伯父が残した言葉を思い出させてほしい」という奇妙な依頼をする。「バイロケーション」の安里麻里監督がメガホンをとる。(映画.comより)

製作年:2017年
製作国:日本
監督、脚本:安里麻里
原作:米澤穂信
製作:堀内大示、三宅容介、勝股英夫、阿南雅浩、宅間弘治
エグゼクティブプロデューサー:井上伸一郎
プロデューサー:小林剛、山形亮介
編集:村上雅樹
音楽:林祐介、OLO
主題歌:イトヲカシ
主なキャスト:山崎賢人、広瀬アリス、小島藤子、岡山天音、天野菜月、佐々木萌詠、眞島秀和、貫地谷しほり(声)、本郷奏多、斉藤由貴

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【感想】
原作もアニメ版も存在すらよく知らず、ただ予告編見て面白そうかもと気になったので見てみたら、前半なかなか話が盛り上がらなくてこれ大丈夫かなとちょっと心配になりましたが、見終わって振り返ってみるとこの平坦さ加減がこの映画の良いところと言えば良いところだったかなと思えなくもなく、まあ程々には楽しませてもらいました、が・・・興行収入的に爆死したのは何となく納得、学園ミステリーってどの層にウケるのか、そもそも微妙なところがあったりしますもんね、しかも本作のミステリーの中身がそれに輪をかけて地味な話でしたので、確かに興行収入的には絶対ヒットしないなと、見てみて妙に納得はさせられた作品でした。
ただ決してつまらなくはないんですよ、地味ってだけで・・・変に話が大きくならず、身の丈に合った、古風な田舎町のサイズに合った学園ミステリーとしては、そこまで悪くなかったと思いました。

しかし序盤の山崎賢人演じる主人公・折木奉太郎が物語の掴みとばかりに推理する2つの推理エピソードがあまりにも地味過ぎてビックリ、原作やアニメ版を知っている方からしたらそう言う話だからと別に気にもならないかもですが、何も知らない身としては延々こんな地味な話が続くのかと、ちょっと不安な気持ちになりましたよ。
勿論、奉太郎の推理力を知る為の人物紹介的な話として必要だったのは間違いないところなんですけどね。
まあ超能力者とか、そう言った類ではなかったこのサイズ感は何気に嫌いではなかったです、でも単純に映画として間延びした感は否めなかった印象かなぁ・・・。

ただ、少しづつ、緩やかに、最終的には何となく面白くなっていって、それなりには話に惹きつけられました。
33年前に起きた事件の謎を紐解く、と言ってもそこまで壮大な話では無く、こじんまりと高校生らしく推理していくその展開が、終わってみれば妙に心地良かったりして、まあこれはこれで・・・と思えなくもなかったですね。
それと物語の鍵を握る人物を演じた斉藤由貴と本郷奏多の演技・存在感はホント絶品だったなぁ、彼らが作品を救ったと言っても過言ではないかも、斉藤由貴は私生活はアレですが、「三度目の殺人」と言い本作と言い、女優としては本当に素晴らしい・・・。

まあミステリーの見せ方そのものとしては、ご都合主義は仕方ないにしてもやや微妙でしたけどね、本で読んだ方が面白いんだろうなと、そう思わせないような演出で見る者を唸らせて欲しかったです。
主要人物が高校一年生に見えないのは、ある程度キャストの名前を見た段階で諦めていたのでまあOKです、広瀬アリスも小島藤子も岡山天音も好きな俳優なので、これはこれとして楽しみました。
広瀬アリスはアニメファンから大ブーイングのようですが、コスプレ状態の広瀬アリスを堪能できた私的には全く問題無し、目力が凄いね(腕力も凄そうでしたが)、キラキラしたあの目で私気になりますと言われたら、それは灰色の奉太郎も動くしかないよなと、思わず納得でした。
地味で昭和チックな学園ミステリーは、面白かったと言うにはワンパンチ足りなかったですが、とりあえずつまらないってことはなかったです、ほんのり優しさを感じられるところなんかは結構好きでした。
評価3.0(5点満点中)


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