【映画】ブレードランナー 2049

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【解説・あらすじ】リドリー・スコット監督がフィリップ・K・ディックの小説をもとに生み出した1982年公開の傑作SF「ブレードランナー」から、35年の時を経て生み出された続編。スコット監督は製作総指揮を務め、「メッセージ」「ボーダーライン」などで注目を集めるカナダ出身の俊英ドゥニ・ビルヌーブ監督が新たにメガホンをとる。脚本は、前作も手がけたハンプトン・ファンチャーと、「LOGAN ローガン」「エイリアン コヴェナント」のマイケル・グリーン。前作から30年後の2049年の世界を舞台に、ブレードランナーの主人公“K”が、新たに起こった世界の危機を解決するため、30年前に行方不明となったブレードランナーのリック・デッカードを捜す物語が描かれる。前作の主人公デッカードを演じたハリソン・フォードが同役で出演し、「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴズリングがデッカードを捜す“K”を演じる。(映画.comより)

製作年:2017年
製作国:アメリカ
監督:ドゥニ・ビルヌーブ
原作:フィリップ・K・ディック
原案:ハンプトン・ファンチャー
脚本:ハンプトン・ファンチャー、マイケル・グリーン
製作:アンドリュー・A・コソーブ、ブロデリック・ジョンソン、バッド・ヨーキン、シンシア・サイクス・ヨーキン
製作総指揮:リドリー・スコット、ビル・カラッロ、ティム・ギャンブル、フランク・ギストラ、イェール・バディック、バル・ヒル
音楽:ベンジャミン・ウォルフィッシュ、ハンス・ジマー
主なキャスト:ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス、シルビア・ホークス、ロビン・ライト、マッケンジー・デイビス、カーラ・ジュリ、レニー・ジェームズ、デイブ・バウティスタ、ジャレッド・レト、バーカッド・アブディ、デビッド・ダストマルチャン、ヒアム・アッバス、ウッド・ハリス、トーマス・レマルキス、エドワード・ジェームズ・オルモス、ローレン・ペタ、ショーン・ヤング

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【感想】
内容よりもまず予告編を入れて3時間近い長尺に耐えられるか、そこに一抹の不安があったのですが、全く持って心配無用でしたね、最初からずっと惹き込まれっぱなしでした、さすがはドゥニ・ビルヌーブ監督かな。
本来はこの手の映画通が語りたがる作風は物凄く苦手分野なのですが、何故かドゥニ・ビルヌーブ監督作に関しては相性がいいのか睡魔に襲われることなく見入ってしまいます。
しかしSF映画の金字塔と言われる伝説的作品の続編を、どうやっても何かと批判を受けてしまうのは確実なのにあえてそこに挑戦し、しかも前作に敬意を表し世界観をしっかり踏襲しつつも更なる進化をみせ見る者を魅了してしまうのですから、もうこれはお見事と言う他はないでしょう。

よって伝説的作品の続編としては申し分無しだったと思いました、しかしこの作品も伝説に残るかと言えばそうではないかな、やはり余白たっぷり未完成な魅力で伝説と化した前作と比べると、今回は完成度が高い分、逆に伝説には残らない印象で・・・ってまあそれはそれとして、映画通やマニアと違ってごく普通の映画好きとしては、スンナリ心に入ってくる本作の方が納得できる部分が多い分(勿論一回見ただけでは分からない部分もありましたけど)、むしろ本作の方が好きと言えるぐらい良い映画だったなとは思いましたが。
とりあえず、本作鑑賞前に前作と前日譚的な短編三本の鑑賞は必須ですね、そうじゃないと心に訴えかけてくるものが違いますから、まあ個人的には前作はまだしもネットで短編見てから劇場に来いと言う姿勢はあまり好感が持てないのですが、見ないと全然印象が違ってしまうとなればまあ仕方ない・・・(苦笑)

それにしても、続編を作ってアレ以上語ることはあるのだろうかと、見る前は正直疑問視した部分もあったのですが、人は何の為に生きているのか、人間らしさとは何なのか、そんな問いかけに見事に答えを出した本作には思わず舌を巻きました、しっかり本作と前作が融合しての答えに、心掴まされましたね、それはハリソンも老体に鞭を打って頑張った訳だ、そのぐらい魅力的な要素が詰まっていたと思いました。
無表情な中でも豊かな感情表現を示したライアンの演技と、ハリソンの最後の表情が脳裏に焼き付いて離れません、奇跡が示したその答えに、余韻たっぷり、いいラストシーンだったなぁ。

Kとジョイの独創的な恋模様、ラブシーンも印象的でした。
とうとう相手がアレとは、傍目から見ると相当危ない人になっちゃいますけど、そう思わせないところがこの映画の凄いとこ、切ない、でもこの切なさこそがたまらんのだ、と言うかK自身も切なすぎる、前作と違いKの素性を最初にネタバレし、大丈夫かと思わせてそこから新たなストーリー展開で見る者を惹き込んでいく手法もまたお見事でした。
アナ・デ・アルマス他、女優陣の魅力もたまらない要素でしたね、ところであの方は・・・CG?まさか出てくると思わなかったので、ちょっとビックリ。
映像美にも本当に魅了されたなぁ、前作と似た部分と、今回の独創的な部分と、どちらも良かった!さすがに強力わかもとは無かったか(無かったよね?)
まあそもそもさぁ・・・と、話的にいちゃもん付けようと思えばまあそれなりにはあるのですが、伝説の続きを見た感動の余韻で私の中ではそれらはどこかに吹き飛んでしまいました、いい続編でしたね。
評価4.5(5点満点中)


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