【映画】ディアーディアー

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【解説・あらすじ】幼い頃に「幻のシカ」を目撃したことで人生を狂わされた3兄妹を描いたコメディ。黒沢清、瀬々敬久、石井裕也といった名だたる監督たちのもとで助監督としてキャリアを積んできた菊地健雄が初メガホンをとった。山に囲まれた田舎町で暮らす冨士夫、義夫、顕子の兄妹は、町で古くから言い伝えられてきた幻のシカを発見して注目を集めるが、やがて目撃は虚偽だとみなされ人々の信用を失ってしまう。それから25年後、冨士夫は実家の工場の莫大な借金を背負い、義夫はシカ事件で精神を病み病院暮らし、顕子は駆け落ちの末に酒浸りの毎日を送っていた。そんな3人が、父の危篤をきっかけに久々の再会を果たすが……。3兄妹役に、「パッチギ!LOVE&PEACE」の中村ゆり、「サッド ヴァケイション」の斉藤陽一郎、「市民ポリス69」の桐生コウジ。菊地監督を慕う人気俳優・染谷将太とその妻で国際的にも活躍する女優の菊地凛子が友情出演した。(映画.comより)

製作年:2015年
製作国:日本
監督:菊地健雄
脚本:杉原憲明
製作:渡邉佳子
企画:桐生コウジ
アニメーション:和田淳
音楽:岡田拓郎
エンディングテーマ:森は生きている
主なキャスト:中村ゆり、斉藤陽一郎、桐生コウジ、染谷将太、菊地凛子、山本剛史、松本若菜、柳憂怜、政岡泰志、佐藤誓、信川清順、川瀬陽太、木村八重子、菅野久夫、井原道、池下リリコ、村上ユキヒコ、小笠原治夫、川連廣明、隅田恵里子

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【感想】
めちゃくちゃ面白いと言うようなタイプの映画では無かったですが、地味ぃ~に面白かったです。
上手くいかないことがあれば、必ず何かのせいにしたくなる典型的なダメな大人の物語、でも、どこかしら自分にもある要素だったりしたので、みっともないけど何か分かるな~と思えてきたりで、まあ愛おしいとまでは言えなかったですが、見ていて妙に愛着が湧いてきちゃう三兄妹の物語でしたね。
栃木?の田舎町が舞台だったこともあってか、田舎あるあるな部分も田舎出身な自分には結構ツボな要素でした。
まあいまいち掴みどころのない映画ではありましたけど、その掴みどころの無さやどこに向かうのか分からない的な部分も含めて、地味に楽しませてもらいましたよ。

しかし兄弟(兄妹)って、何で同じ親から生まれたのに、こうも違う性格に育つものなんでしょうかね。
私も兄と真逆の性格なんで、仲が悪い訳ではないのですが、何かと衝突することもあったりしたので、劇中のそれぞれの想いが爆発するシーンなんかは全く他人事には思えず、見ていて変な汗をかいてしまいましたよ・・・。
子供の頃からの蓄積された不満が、きっとどこかに溜まっていたりするんでしょうね、その辺の表し方がとにかく秀逸な映画だったなと思いました。
また何かのせいにして生きてきたダメ人間な三兄妹だっただけに、その鬱屈度も半端じゃなくて、見ていてホント痛々しかったぁ~、でも単純に笑うことは出来なかったです、明日は我が身かもしれないって感じで・・・。

まあ難点としては、それぞれの抱えた問題と言うか、これまでの生き様の描き方が、もう一声欲しかった印象かなと。
それと鹿で人生を狂わされた3人でしたが、その関連性も次男以外あまり感じれずだったので、カギを握る鹿の一幕も、もう一つグッと来なかったりで・・・。
まあ鹿に人生狂わされなくても、この三兄妹はきっと他のことでうまくいかなかったのは明白でしたが、そんな彼らにもほんのりと希望の見える展開に持っていく辺りは、物語の根底に優しさが溢れていて、私的には地味に好きな話でしたね。

また三兄妹を演じた桐生コウジ、斉藤陽一郎、中村ゆりの演技もお見事の一言でした、特に軽い精神病を患っている次男を演じた斉藤陽一郎の演技には何かとイラっとさせられたなぁ。
一方、中村ゆりの美しさには思わずハッとさせられました、衣装のせいもあるのでしょうが妙にエロかった、この容姿でも人生うまくいかないのですから、世の中ってホント難しい・・・。
それから染谷将太&菊地凛子夫妻が友情出演で参加していましたね、菊池凛子の方はチョイ役でしたが、染谷将太は意外と出番が多く、しかもその役どころがなかなかの・・・ある意味その辺りもお楽しみ要素な作品だったでしょうかね。
評価4.0(5点満点中)


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