【映画】ポプラの秋

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【解説・あらすじ】「夏の庭 The Friends」の湯本香樹実による同名小説をドラマ「家政婦のミタ」の本田望結と、ベテラン女優・中村玉緒のダブル主演により映画化。大好きな父親を突然亡くし、母とポプラ荘へと引っ越してきた千秋は、大家のおばあさんと出会う。「自分は亡くなった人に手紙を届けることができる」と、不思議なことを口にするおばあさんの言葉を信じた千秋は、天国の父に手紙を書き、それをおばあさんに託すのだった。監督は「瀬戸内海賊物語」の大森研一。(映画.comより)

製作年:2015年
製作国:日本
監督:大森研一
原作:湯本香樹実
脚本:大森研一、日下部哲
製作統括プロデューサー:日下部哲
音楽:清塚信也
主題歌:持田香織
主なキャスト:本田望結、中村玉緒、大塚寧々、村川絵梨、藤田朋子、宮川一朗太、山口いづみ、内藤剛志、伊澤柾樹、清塚信也、松本蘭、室龍規、真木恵未

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【感想】
派手さはなく地味で静かな映画でしたが、ほんのり心癒されました。
序盤は説明なくゆったりと展開するので少々入り込み難かったですが、終わってみればなるほどここはこう言う訳だったのか、こんな心境だったのかと、思い返してみると納得な部分も多くて、後からジワジワっと心に沁みてきました。
それぞれの人物背景がそれほど深くは描かれていなかったので、思いっ切り感情移入してしまうタイプの映画では無かったですが、そこはある程度役者の演技力でカバー、特に主演の天才子役・本田望結はさすが見る者を惹きつける何かを持っていますね、あまりにも健気だったもので、思わず温かい目で見守ってあげたくなるような、そんな気分にさせられた作品でしたよ。

特に少女と大家のおばあさんの交流が深く印象に残りました。
あの絶妙な距離感がたまらなく良いんですよね。
本物の家族のような感じとは違ってちょっと壁はあるけど、ただのご近所さんともまた違うような、何とも言えない絶妙な線、これは中村玉緒の演技力・キャラ作りの上手さも光りましたね、ちょっと怖そうだけど、その裏に隠された優しさが見え隠れして、見ていてとても居心地の良さを感じました。
私はお婆ちゃん子として育ったので、この映画を見ていたら今は亡きお婆ちゃんのことをついつい思い出してしまいました、若干取っ付き難さを感じるところなんか、ちょっと似ていたので・・・ある意味お婆ちゃん子必見の映画とも言えたでしょうか。

天国に手紙を届けることが出来るおばあさんと言うことで、これファンタジーなのかな?とも思いつつ見ていたのですが、そうではなかったのも何気に好ポイント、当然ながら現実天国に手紙を届けることなんてできる訳がありませんが、故人に向けた手紙を書く行為、そこに意味があった訳ですよね、おばあさんは本当に心が温かい人だなぁ~。
それが集約された終盤のシーンは、思わず涙腺が緩んでしまいました、たくさんの想いが繋がったラストでしたね。

同じアパートの住人役・藤田朋子&宮川一朗太も何気にいい味出してました、アパートの住人同士が交流するなんて今の時代ほぼありえませんが、映画的にはほのぼの出来て、箸休め的に良かったです、終盤の老けメイクはご愛嬌と言ったところでしょうか。
千秋と少年の交流もちょっとほろ苦くて、切なくて、何気に印象に残りました。
まあ全体的には若干の物足りなさも残りはしましたが、ストーリーと役者の魅力でジンワリ余韻に浸れる一本ではあったかなと。
評価3.5(5点満点中)


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