【解説・あらすじ】「エイリアン」「ブレードランナー」の巨匠リドリー・スコットが自身初の3Dで描くSF大作。地球上の古代遺跡で人類の起源にかかわる重大な手がかりを発見した科学者チームが、その謎を解明するため宇宙船プロメテウス号に乗り、未知の惑星を訪れる。しかし、そこには人類が決して触れてはならない、驚きの真実が眠っていた……。出演はノオミ・ラパス、マイケル・ファスベンダー、シャーリーズ・セロン、ガイ・ピアースら。脚本を「LOST」のデイモン・リンデロフが手がけた。(映画.comより)
製作年:2012年
製作国:アメリカ
監督:リドリー・スコット
脚本:ジョン・スパイツ、デイモン・リンデロフ
製作:リドリー・スコット、デビッド・ガイラー、ウォルター・ヒル
製作総指揮:マイケル・コスティガン、マーク・ハッファム、マイケル・エレンバーグ、デイモン・リンデロフ
音楽:マルク・ストライテンフェルト
主なキャスト:ノオミ・ラパス、マイケル・ファスベンダー、ガイ・ピアース、イドリス・エルバ、ローガン・マーシャル=グリーン、シャーリーズ・セロン、ケイト・ディッキー、レイフ・スポール、ショーン・ハリス、べネディクト・ウォン、エミュ・エリオット、ルーシー・ハッチンソン、パトリック・ウィルソン
【感想】
確かこれ、劇場公開時はキャッチコピーを「人類の起源」とかなんとか壮大な文言を売りにして、何かと物議を醸したんでしたよね。
今となっては「エイリアン」シリーズの前日譚(正確に言えば前日譚の前日譚?)であることがさも当たり前のようになっていますが、でも確かに予告編見ても「エイリアン」については何も触れられていなかったし、それらしい雰囲気もあまり感じられずでしたので、それはまあ物議を醸しても全然不思議では無かったなと。
特にグロ系やモンスター・クリーチャー系が苦手な方には、何だこれは!となること間違いなしの内容だったでしょう。
逆に言えば「エイリアン」シリーズが好きな方ならば、多少雑と言うか強引な部分もありはしましたが、前日譚としては十分楽しめる内容だったのではないでしょうか、勿論、リドリー・スコット監督が血気盛んだった頃と比べてしまえば、それは見劣りしましたけど。
しかしこう言う宣伝をされたのは日本だけだったのかなぁ?
まあ「エイリアン」の前日譚として宣伝すれば、見に来る方は手広くはならないですからねぇ、でもあまりにもブーイングが凄かったからなのかどうかは分かりませんが、続編はちゃんと「エイリアン:コヴェナント」として上映する辺り何か面白いですね。
まだ今回ちょっと謎な部分も残ったので(単に私の頭が鈍いだけなのかもしれませんが)、その辺りは続編に期待したいと思います。
それにしても、このシリーズのヒロインは本当にタフだなぁ、笑っちゃうぐらいタフ過ぎて、特に「あの」シーンでは開いた口が塞がりませんでしたよ。
本家のリプリーもビックリなエリザベスのタフさ具合でしたね、リアルとは欠け離れていましたが、もう何でもあり、これはこれでOKです!
ノオミ・ラパスのエリザベスが良かっただけに、出来ればシャーリーズ・セロンにも何かもう一捻り驚くような演出があれば、尚良かったかなぁ。
あとその他大勢的な乗り組み員にも、もう少しキャラ付けがあればね。
ただイドリス・エルバ船長のカッコ良さと、マイケル・ファスベンダーのアンドロイド感は絶品でしたね、謎めいた怪しさ満点のデヴィッドは続編でも期待できそうな予感です。
まあ本家に比べると、全編に漂う緊張感、ドキドキ感はやや薄めでしたし、雑さ加減も少々気になりました、でも何だかんだで楽しめましたし、あのラストのフォルムを見るとやっぱり興奮しちゃいますね、かなり強引な展開でしたけど・・・とりあえず、続編に期待して待ちましょう、使命感に駆られたリドリー御大の渾身の一撃を期待して。
評価4.0(5点満点中)
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