【映画】ボクは坊さん。

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【解説・あらすじ】愛媛県今治市にある四国八十八カ所霊場の第57番礼所・栄福寺の住職・白川密成氏が、糸井重里氏が編集長を務める「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載し、後に書籍として出版もされた実話エピソードを映画化。住職だった祖父の死をきっかけに書店員の仕事を辞め、自らも24歳で住職になった白川光円。初めて知る住職の世界は奥深く、毎日が驚きの連続だった。光円は、檀家の人たちとの関係に悩み、冠婚葬祭で人々の人生の節目を見守り、様々な経験を積むことで成長していく。主人公の僧侶・白川光円は「映画 ビリギャル」「踊る大捜査線」の伊藤淳史。共演に山本美月、溝端淳平、濱田岳ら。「ALWAYS 三丁目の夕日」で知られる制作プロダクションのROBOTが手がけ、同社所属の映像クリエイター、真壁幸紀が長編映画監督デビューを果たした。(映画.comより)

製作年:2015年
製作国:日本
監督:真壁幸紀
原作:白川密成
脚本:平田研也
主題歌:吉田山田
主なキャスト:伊藤淳史、山本美月、溝端淳平、渡辺大知、遠藤雄弥、駒木根隆介、斎藤歩、品川徹、青山美郷、有薗芳記、松金よね子、濱田岳、松田美由紀、イッセー尾形

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【感想】
内容そのものはやや薄味だった印象で、正直予想したほど心動かされた訳ではなかったですが、まあお坊さんの生態や、住職の仕事ハウツー的な部分での面白みは十分感じれた作品でしたかね。
そしてお坊さんも普通の人間、日々成長してお坊さんになっていくんだなと、そんなことも何気に実感させられた作品でした。
日本にはこれだけ多くの寺がありますから、それは全員が全員完璧な人間が揃っている訳ではないのも当然のことでしょう、どうしてもお坊さんは別の世界の人間と言う意識が強くて、今まで全く親しみは湧かない存在でしたが、この映画を見ていたら何だか少し親しみが湧いてきたような、そんな気分にさせられた作品でしたよ。

まあ当たり前のことではあるのですが、結局お坊さんって普通に「職業」の一つなんですよね。
私は初めて知りましたが、それ専門の大学があって、そこで学んだ経験を活かしお坊さんになる者もいれば、ならないで普通の会社員になる人もいる、ホント我々一般人と何ら変わらない一人の人間なんだなと、しみじみ・・・。
日々悩みながら、様々な人と関わることによって成長していく姿は、共感できる部分も多くて、その部分では十分面白みを感じれる作品でしたし、近代的なお坊さん専用グッズで生活しているところなんかは意外性があってなかなか面白かったです。

ただ、基本実話ベースなのでしょうが、幼馴染絡みのドラマ部分が、オリジナルなのか本当の話なのか脚色したのか詳しことはよく知りませんが、どうにも安っぽいと言うかいかにも感が強くて、ちょっと冷めた部分があったかな。
山本美月が演じた幼馴染の話があって更に住職が成長したことを考えれば、必要なエピソードではあったのでしょうが、溝端淳平もそうですが幼馴染同士の強固な絆みたいなものは全く感じとれず、作品でそこだけ浮いていた感は否めなかったですね。
むしろ濱田岳等の学生時代の仲間の方が、より繋がりを感じれたかも。
とは言え、単純に山本美月は可愛かったので、もし登場しなかったら地味過ぎて画的に厳しかったのもまた事実ではあるのですが。

一方、ややぎこちないドラマ部分をしっかり締めてくれたのは檀家の長老を演じたイッセー尾形だったでしょうか、さすがの存在感でした、こんな一見厳しくも陰では温かく見守ってくれるような存在が、地域には絶対必要だったりしますよね。
勿論、主役の伊藤淳史も日々成長する新米住職役にピタリ嵌っていた印象で、おかげで物凄くお坊さんと言う存在に親近感が湧きました。
話的にはやや中途半端だった印象は否めずも、程好く笑えて程好く心も温まって、まずまずは楽しめた映画でしたかね。
評価3.0(5点満点中)


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Excerpt: 四国八十八ヶ所霊場の第57番札所・愛媛県今治市の栄福寺で生まれ育った白方進は、高野山大学で僧侶の位“阿闍梨”を得たものの、地元の本屋で働いていた。 24歳にして“光円”と名を改め僧侶となったが、大学で..
Weblog: 象のロケット
Tracked: 2017-05-10 20:31