【映画】LION ライオン 25年目のただいま

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【解説・あらすじ】インドで迷子になった5歳の少年が、25年後にGoogle Earthで故郷を探し出したという実話を、「スラムドッグ$ミリオネア」のデブ・パテル、「キャロル」のルーニー・マーラ、ニコール・キッドマンら豪華キャスト共演で映画化したヒューマンドラマ。1986年、インドのスラム街で暮らす5歳の少年サルーは、兄と仕事を探しにでかけた先で停車中の電車で眠り込んでしまい、家から遠く離れた大都市カルカッタ(コルカタ)まで来てしまう。そのまま迷子になったサルーは、やがて養子に出されオーストラリアで成長。25年後、友人のひとりから、Google Earthなら地球上のどこへでも行くことができると教えられたサルーは、おぼろげな記憶とGoogle Earthを頼りに、本当の母や兄が暮らす故郷を探しはじめる。(映画.comより)

製作年:2016年
製作国:オーストラリア
監督:ガース・デイビス
原作:サルー・ブライアリー
脚本:ルーク・デイビス
製作:エミール・シャーマン、イアン・カニング、アンジー・フィールダー
製作総指揮:アンドリュー・フレイザー、シェイヘン・メカーティシアン、ダニエル・レビン、ボブ・ワインスタイン、ハーベイ・ワインスタイン、デビッド・C・グラッサー
音楽:ダスティン・オハローラン、ハウシュカ
主題歌:シーア
主なキャスト:デブ・パテル、ルーニー・マーラ、ニコール・キッドマン、デビッド・ウェンハム、サニー・パワール、アビシェーク・バラト、プリヤンカ・ボセ、タニシュタ・チャテルジー、ナワーズッディーン・シッディーキー、ディープティ・ナバル、ディビアン・ラドワ、サチン・ヨアブ、パッラビ・シャルダー、アルカ・ダス、ベンジャミン・リグビー

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【感想】
これが実話ベースとは恐れ入りました、特に前半は実話であることをスッカリ忘れてしまうぐらい、事実は小説よりも・・・な展開にハラハラドキドキさせられました、そして最後は思いっ切り感動させてもらいましたよ、いやぁ~素晴らしい作品でしたね。
正直これが実話じゃなかったとしたら、そううまくいくかな?と、若干懐疑的な気持ちも働いたと思うのですが、ご本人が登場したラストの映像がとても説得力があって、ホント心持っていかれたなぁ。
古き良き時代もいいですが、時代の進化も捨てたもんじゃないですね、Google Earth万歳です、予告編はGoogleの宣伝臭たっぷりで鼻につきましたけど、見てみるとそんなことどうでもいいと思わされるぐらい、感動が詰まった映画でホント素晴らしかったと思いました!

しかし改めてインドは広いんだなと、まずそんなところから驚かされてしまいましたね。
多様な言語に多様な人種が暮らす国、ひとたび迷子になったらホント一大事だ、貧富の格差も激しそう、今でも年間8万人が迷子になると言う事実も、まあそれぞれ事情が違うとは言え、あれを見ていると妙に納得。
まあとにかく、主人公サルーが迷子になり養子に出るまでを描いた前半だけでも見応えたっぷりでしたね、と言うかこんなに前半が長いとはビックリ、でも全然長さを感じさせず見る者を釘付けにするその脚本・演出力には恐れ入りました、サルー少年を演じたサニー・パワールの圧倒的な存在感・演技力もお見事の一言、危機回避能力の高さ、溢れ出る生命力も、彼の演技力から違和感なく見れましたよ、青年期を演じたデブ・パテルよりもむしろ印象に残りました。

それからニコール・キッドマンが演じた養母の無償の愛にも心打たれました。
終盤に語られた養子を迎える理由が何とも素晴らしすぎて、頭が下がる思いで一杯です、揺れるサルー青年の心を温かく包み込む、揺ぎ無い信念にも感動しました、ニコールもこんな役が嵌る歳になったんですねぇ。
それともう一人の養子がなかなか溶け込めずにいたのも、実話らしいリアル感だったなと・・・。

少々難点としては、ルーニー・マーラが演じたサルーの彼女の話が、何か微妙に中途半端だったようで、ちょっと勿体なかったかなと、せっかくルーニーを起用したから扱いを大きくしたのだろうけど、こんな中途半端ならもっと端折って他を掘り下げた方が映画的にはまだ良かったような気がしました、けど・・・ルーニーが出ていたから見たいと思ったのもまた事実ではあるんですけどね。
でもそれ以外は基本素晴らしい映画でした、揚げ菓子のシーンとか、本当にグッと来たなぁ、最後にタイトルのライオンの意味が分かる構成も心憎い演出で唸らされましたよ、ホント見て良かったと素直に思えた作品でした。
評価4.5(5点満点中)


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