【映画】北の零年

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【解説・あらすじ】明治初期の北海道を舞台に、運命に翻弄されながらも屈することなく自分たちの国作りに挑んだ人々の姿を、史実を基に描いた歴史群像ドラマ。監督は「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲。脚色は「DEVILMAN」の那須真知子。撮影を「阿修羅のごとく」の北信康が担当している。主演は、「風の舞 闇を拓く光の詩」の吉永小百合と「ラスト サムライ」の渡辺謙、「丹下左膳 百万両の壺」の豊川悦司。文化庁支援作品。
明治3年。庚午事変により、明治政府から北海道移住を命ぜられた淡路の稲田家主従546名。半月に及ぶ船旅の末、静内へと上陸した先遣隊は、家老・堀部賀兵衛と家臣・小松原英明を中心に、未開の地に自分たちの国を作るべく理想と希望に燃えていた。だが、様々な困難が彼らの前に立ちはだかる。稲はなかなか育たず、第二次移住団を乗せた船は難破、更に廃藩置県によって彼らの土地が明治政府の管轄となってしまったのだ。絶望の中、英明たちは自ら髷を落とし、新政府には頼らない道を選択。そして、英明は妻・志乃と娘・多恵を残し、静内でも育つ稲を求めて札幌の農園へと旅立った。ところが、半年以上が経っても英明は帰らず、人々は深刻な食糧不足に見舞われる。(映画.comより)

製作年:2004年
製作国:日本
監督:行定勲
脚本:那須真知子
製作総指揮:岡田裕介、坂本眞一
製作:広瀬道貞、塚本勲、後藤亘、鶴田尚正、堀鐵蔵、黒澤満、西村嘉郎、浜本孝久、瀬戸由紀男、権藤満、橋本宗利、菊池育夫、福田貞男、沢田喜代則、深津修一、佐藤陽紀、箱島信一、長野隆、土方清
企画:遠藤茂行、木村純一
エグゼクティブプロデューサー:早河洋、坂上順
プロデューサー:角田朝雄、天野和人、冨永理生子
音楽:大島ミチル
主なキャスト:吉永小百合、渡辺謙、豊川悦司、柳葉敏郎、石原さとみ、香川照之、石田ゆり子、石橋蓮司、鶴田真由、平田満、吹越満、藤木悠、大口広司、馬渕晴子、奥貫薫、寺島進、榊英雄、大後寿々花、阿部サダヲ、モロ師岡、忍成修吾、金井勇太、中原丈雄、木下ほうか、田中義剛、山田明郷、アリステア・ダグラス、藤本浩二、及森玲子、大高力也、今野雅人、久松信美、紀伊修平、澤田俊輔、三浦誠己、戸田昌宏、所博昭、岡元夕起子、谷村拓哉、アニカ・カールソン、コリン・スウェインソン

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【感想】
三時間近い尺が気になって、見ようと思いつつも何となく手が出なかった映画でしたが、見てみたらホント・・・長かったなぁ、意外と長尺の映画って見てみたら長さを感じさせないとか、気が付いたらあっと言う間に見終わってたなんてこともよくあったりましますけど、これは普通に長さを感じてしまった映画でした(苦笑)
まあそれなりに大作感は味わえたし、決してつまらなかったと言う訳でもなかったのですが、でもどうしてもストーリーにもう一つ入っていけなかったところがあって・・・。
吉永小百合主演映画ですから、ある程度覚悟はしていましたけど、予想以上にサユリスト専用映画に仕上がっていたような、ってまあ私は特別苦手な訳でもなく、むしろこの方の存在自体は好きな方なんですけど、ここまで無理がある設定だとさすがに入り込めないかなぁ・・・。

吉永小百合の夫が渡辺謙で娘が大後寿々花(孫にしか見えなかった、でも可愛かったなぁ)、この設定でもう違和感たっぷり、吉永小百合は一体何歳の設定だったのだろうか、娘の年齢を考えると三十代後半か四十代前半ぐらいでしょうかね?
実年齢よりは明らかに若く見える吉永小百合でも、さすがにこれは厳しい、ご本人もこの設定では演じていて相当苦しかったことでしょう。
それでいてこれでもかと吉永小百合押しのストーリーで話を進めるから、どうにも入っていけないというか、違和感がありすぎて見ていてちょっと困惑してしまいました。

まあでも時の流れに翻弄された者達の切なさみたいなものは、豪華役者陣の好演もあって、十分伝わってきたのは唯一の救いだったでしょうか。
北海道と言う美しくも厳しい広大な土地が、より切なさを煽るようでね・・・そんな舞台設定やストーリーの基本的な部分については、まずまず悪くないなと思いましたよ。
しかしあの急に五年後になる脚本はどうなんでしょう、そこまではまだ吉永小百合押しでも十分見れる内容だったのに、何かあそこで急速に冷めました。
娘も五年で大後寿々花から石原さとみって、さすがにそれはちょっと・・・全く雰囲気すら似てなかった気が。

それと極めつけは渡辺謙の動向ですよ、おいおい!
もう少し何か深い理由があるのかと思ったら、何だよそれ・・・。
まあその分、トヨエツがおいしいと言うかカッコいい役回りではありましたが。
香川照之おなじみの怪演とか、役者陣の演技や舞台設定はホント見応えあったのですが、大味な脚本・演出は正直微妙と言わざるを得ない印象の作品でした。
評価2.5(5点満点中)


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北の零年
Excerpt: 明治維新。 故郷を追われ、四国淡路から北海道へと移住を命じられた徳島藩稲田家主従546名に及ぶ移民団。 小松原英明ら男たちは妻子とも力を合わせ、未開の地に自分たちの国を作ろうと、理想と希望に燃えるのだ..
Weblog: 象のロケット
Tracked: 2017-03-26 00:47