【映画】ノック・ノック

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【解説・あらすじ】キアヌ・リーブス主演、「ホステル」「グリーン・インフェルノ」のイーライ・ロス監督によるサイコスリラーで、理想的な家庭を築いた良き父親が、一晩の快楽の誘惑から破滅へと突き落とされる様を描いた。仕事のため、家族と離れ、1人留守番をすることとなったエヴァン。その夜、ノックの音に玄関のドアを開けると、そこには2人の若い女性が立っていた。道に迷ったという2人を親切心から家の中へ招き入れたエヴァンは誘惑に負け、彼女たちと一夜をともにしてしまう。それはエヴァンの地獄への第一歩だった。「グリーン・インフェルノ」で初主演を務め、ロス監督の妻でもあるロレンツァ・イッツォが美女の1人ジェネシスを演じる。(映画.comより)

製作年:2015年
製作国:アメリカ
監督:イーライ・ロス
原案:アンソニー・オーバーマン、マイケル・ロナルド・ロス
脚本:イーライ・ロス、ニコラス・ロペス、ギレルモ・アモエド
製作:イーライ・ロス、ニコラス・ロペス、ミゲル・アセンシオ・ジャマス、コリーン・キャンプ、ティム・デグレイ、カシアン・エルウィズ
製作総指揮:キアヌ・リーブス、テディ・シュワルツマン、ソンドラ・ロック、ピーター・トレイナー、ラリー・スピーゲル
音楽:マヌエル・リベイロ
主なキャスト:キアヌ・リーブス、ロレンツァ・イッツォ、アナ・デ・アルマス、アーロン・バーンズ、イグナシア・アラマンド、コリーン・キャンプ、ダン・ベイリー、ミーガン・ベイリー

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【感想】
これは辛い、酷い、ある意味血みどろになるよりも男としては怖い映画だったかも。
この状況で断れる男がどこにいるのでしょうか、キアヌがキレながら絶叫するのもそれはホント納得でした。
しかしキアヌ、一体どうした?
一世を風靡したイケメン俳優が、まさかこんな役を・・・往年のキアヌファンは見ちゃいけない映画ですね(苦笑)
でもこんな映画に主演しちゃうキアヌが愛おしくなる映画でもありました。

まあイーライ・ロス監督作品と考えれば、思いのほかヌルい作品でしょう。
もっと残忍で血みどろになるのを期待して見た方は、肩透かしを食らったことでしょうね。
「ファニーゲーム」のような理不尽さとも違うし、自業自得と言ってしまえばそれまでの話。
しかし、同じスケベ心を持つ男の立場としては、これ以上無い残忍な話です、ビッチ女2人がまた本当にイラつかせるので、なんとかしてくれキアヌと、何度も彼のヒーロー的反抗に期待しちゃいましたよ。

でも、この映画のキアヌは、ホント情けない普通のおじさんでしたね。
こんな情けない顔をするキアヌは、後にも先にもこの映画でしか見れないでしょう。
しかも相当弱い・・・何度もおいおいと、思わず突っ込んでしまいました、今後はコメディ俳優として開眼していく可能性も?そのぐらい情けなさが嵌っていました。
その情けなさに追い討ちをかけるようなラストがまた秀逸でしたねぇ、このラストがなければ映画的には微妙かなと思いましたが、秀逸なラストで思わず大爆笑、笑うような映画ではなかったはずなのですが・・・。

それにしても、ビッチ女2人組の小悪魔的魅力には参りました、しかも完璧な裸、あれであんなことされたらもう男なら完全ノックアウト、しかもジェネシスを演じたロレンツァ・イッツォはイーライ・ロス監督の奥さんなんだとか、嫁美人アピール?(しかも若い)、でも嫁の裸晒すって、映画監督の思考は凡人には分かり兼ねます・・・。
個人的にはアナ・デ・アルマスが演じたベルの魅力にドップリ嵌ってしまいました!
彼女達が何故こんなことをしたのか背景が語られなかったのも、より理不尽さが滲み出て良かったと思いましたね。
ある種最も身近な恐怖、明日は我が身と言った感じで、本当にムカつきましたし、ブルっと身震いする映画でした、そんな中で唯一キアヌ家のワンちゃんの可愛さだけには癒されたなぁ、いや、キアヌの情けない顔にも癒されたか。
評価3.5(5点満点中)


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Tracked: 2017-03-26 00:41