【解説・あらすじ】「アナと雪の女王」や「ズートピア」など、ヒット作を連発するディズニー・アニメーション・スタジオが、南の島と大海原を舞台に描いた長編アニメーション。「リトル・マーメイド」「アラジン」のロン・クレメンツ&ジョン・マスカーが監督を務め、海を愛する美しい少女モアナが、島の危機を救うために冒険を繰り広げる。かつて世界を生んだ命の女神テ・フィティの心が、伝説の英雄と言われたマウイによって盗まれ、世界に闇が生まれた。それから1000年にわたり、モアナの生まれ育った島モトゥヌイでは、外洋に出ることが禁じられていた。そんなある時、島で作物や魚たちに異変が発生。海の不思議な力に選ばれた少女モアナは、いまもどこかで生きているマウイを探し出し、テ・フィティの心を元あった場所に戻すことができれば世界を救えると知り、父親の反対を押し切り大海原に旅立つ。短編「インナー・ワーキング」が同時上映。(映画.comより)
製作年:2016年
製作国:アメリカ
監督:ジョン・マスカー、ロン・クレメンツ
脚本:ジャレッド・ブッシュ
製作総指揮:ジョン・ラセター
製作:オスナット・シューラー
アニメーション監修:エリック・ゴールドバーグ
音楽:マーク・マンシーナ
オリジナルソング:リン=マニュエル・ミランダ、マーク・マンシーナ、オペタイア・フォアイ
日本版エンドソング:加藤ミリア
主なキャスト:アウリー・クラバーリョ、ドウェイン・ジョンソン、レイチェル・ハウス、テムエラ・モリソン、ニコール・シャージンガー、ジェマイン・クレメント、アラン・テュディック
吹き替え版:屋比久知奈、夏木マリ、尾上松也、ROLLY、安崎求、中村千絵、多田野曜平
【感想】
今回は予告編見ても近作ほどは惹かれなかったので、見る前は少し不安もあったのですが、見てみたらさすがは安定のディズニーアニメ、外しませんねぇ~、ツボどころもしっかりと心得ています、時代に合わせたヒロインも新鮮味があって良かったですね、ディズニーらしい前向きでストレートなメッセージも心にグッと来ました。
まあ「アナ雪」級のメガトンヒットにはならないでしょうが(世界的にどうかは知りませんけど)、内容は負けず劣らず、そして今回もとても心地の良い気分で劇場を後にできる、見る者の期待を裏切らない高いレベルで安定のディズニーアニメだったなと思わされた作品でした。
シンプルなストーリー且つ登場人物も少ないのに、壮大なスケール感は損なわれていなかったのも印象的でした。
と~~っても分かり易いストーリーなので、老若男女誰が見ても楽しめるのは勿論のこと、それでいて大人が見ても十分満足できるメッセージ性を含んでいる辺りはさすがの一言、我々人間は自然と共存して生きているのだと改めて思わされた作品でしたよ。
しかしディズニーの映像技術には毎度毎度驚かされます、今回のもう一人の主人公と言える海のCGは、実写以上と言っても過言ではないぐらい高クオリティーでウットリとさせられました、まるで命が宿っているような、そんな風に思わされた海のサポートぶりは、新たなるキャラクター像を確立したようでインパクト大でしたね。
それから恋愛要素の無い、さっぱりとしたバディ・ムービーだったのも特徴的でした。
とにかくシンプルなんですよね、話が、往年のディズニー映画ファンが見てどう思うかは分かりませんが、これはこれで有りなのではないでしょうか、モアナとマウイの掛け合いはとても面白かったし、感情も乗せ易かったせいか終始スッと話に入っていけて良かったですよ。
まあマウイは見た目がアレですから、さすがにロマンスはないだろうと思ってはいましたけど、でも吹き替え版の声優を担当した尾上松也の声がイケメンだったので、とにかく声だけはカッコ良かったなぁ、それとあのマウイの歌はある意味主題歌よりもインパクトがあったりで、相当耳に残りましたね、曲作った人は神すぎます!
でもやっぱりこの映画のインパクトは、あの主題歌か、「アナ雪」の再来を狙ったような主題歌押しでしたが、でもあの曲がかかると不思議とテンション上がるのはまさしくディズニーマジック、吹き替え版のヒロイン・屋比久知奈の真っ直ぐで透き通った穢れを感じさせない初々しい歌声もヒロインのキャラと合致して心鷲摑みにされましたよ、エンディングの加藤ミリヤの方が上手さは断然上も、心に来るのは私は圧倒的に屋比久知奈の歌声だったなぁ。
まあ何にしても、単純な勧善懲悪じゃない優しさくて力強いメッセージと、心の声に従って行動するヒロインの勇気に、心地良い感動をもらえる良作映画でした。
評価4.5(5点満点中)
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