【映画】森崎書店の日々

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【解説・あらすじ】第3回ちよだ文学賞で大賞を受賞した八木沢里志の小説を、人気モデルの菊池亜希子主演で映画化。同じ職場の恋人から別の女性と結婚することを打ち明けられた貴子は、ショックのあまり会社を辞めてしまう。ある日、部屋に閉じこもってばかりいた彼女のもとに、本の街・神保町で古書店を営む叔父から連絡が入る。叔父のもとに身を寄せることになった貴子は、そこで出会った人々との交流を通し、大人の女性へと成長を遂げていく。(映画.comより)

製作年:2010年
製作国:日本
監督、脚本:日向朝子
原作:八木沢里志
企画、プロデュース:越川道夫
主なキャスト:菊池亜希子、松尾敏伸、奥村知史、吉沢悠、きたろう、岩松了、田中麗奈、内藤剛志
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【感想】
私は特別本好きって訳ではないですが、これは本好きの方にはたまらない映画でしょうね、特に古本屋好きなら間違いなく見て損のない一本と言えるでしょう。
あの古本屋独特の香りが漂ってくるような、そんな雰囲気に満ち溢れた映画でしたからね。
ブック○フのような店と違って、昔からあるザ・古本屋、劇中の森崎書店もそうでしたが、何なんでしょうねぇ、あの一種独特の異世界とも言えるような空間は、最近はあまり本を読まなくなったせいか(映画にどっぷり嵌りすぎて)、ほとんど古本屋に通うこともなくなってしまいましたが、この映画を見ていたらまた久しぶりに古本屋で本を買いたくなってしまいましたよ。

私も主人公の貴子と同じで、一時期まで漫画と雑誌ぐらいしか本は読まなかったので、何気なく読んだ一冊から本の魅力に取り付かれていく様子には、思いっ切り共感することが出来ました。
先人の言葉って、ちょっと行き詰った時になんて特に心にスッ~と入って来たりするんですよね。
人生には、ちょっと立ち止まって先人の言葉に耳を傾ける時間も必要なのかもしれません。
読書は暇つぶし?時間を無駄にしてるだけ?そんなことはないですよね、想像力を養い、自分の中の世界を広げる貴重な時間です、私も一時期無性に本を読み耽っていた時代があったなと、懐かしい思いで一杯になりましたよ。

まあ時間はかなりゆったり流れる映画なんで、好みは相当分かれそうですが、早い時点でこれ好きかもと思えれば、その期待通りの満足感は得られる映画だと思います、逆に言えば早い時点でこれ微妙かもと思ってしまえば、劇的な展開はないのでずっと微妙なままかとも思いますが・・・まあ私は雰囲気的にかなり好きな映画でしたので、十分満足できましたけど。
貴子とサトル叔父さんの関係性も良かったなぁ、それほど親密な親戚でもなかったことから、微妙な距離感と壁がある、でもそこがいい、その距離感があったからこそ、親子では話せないようなことも話せて、貴子は前に進むことが出来たんじゃないかな。

貴子を演じた菊池亜希子はどちらかと言えば知的な雰囲気漂う女優さんだと思うので、若干ミスマッチだった気はしないでもないですが、でも地味美人なところは古本屋、いや神保町の雰囲気には抜群に合っていた印象です、むしろ友人役の田中麗奈の方が派手に見えたぐらいですもんね(笑)
サトル叔父さんの内藤剛志も、いい感じに普通のおじさんでした。
あの喫茶店も含めて、とにかく雰囲気的に好きな映画でしたね、そしてとても優しい映画でした。
しかし「あの男」は酷いな・・・。
評価4.0(5点満点中)


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Tracked: 2017-02-16 23:47