【映画】チョコリエッタ

tyokorietta1.jpg

【解説・あらすじ】「渇き。」「劇場版 零 ゼロ」などで女優としても活躍する人気モデルの森川葵と、「共喰い」の菅田将暉が共演した青春ドラマ。大島真寿美の同名小説を原作に、孤独な少女が映画好きな青年との旅を通して再生していく姿を、フェリーニの名作「道」へのオマージュを散りばめながら描いた。幼い頃に母を亡くして心を閉ざしてしまった知世子。心を許せる唯一の存在だった愛犬ジュリエッタも死んでしまい孤独を募らせた彼女は、母が好きだった映画「道」を見せてもらったことをきっかけに、映画研究部の先輩・正宗と仲良くなる。正宗の映画に出演することになった知世子は、彼と一緒にバイクで撮影旅行に出る。監督は「せかいのおわり」の風間志織。(映画.comより)

製作年:2014年
製作国:日本
監督:風間志織
原作:大島真寿美
脚本:風間志織、及川章太郎
プロデューサー:伊藤直克、横濱豊行
音楽:鈴木治行
主なキャスト:森川葵、菅田将暉、市川実和子、村上淳、須藤温子、岡山天音、三浦透子、渋川清彦、クノ真季子、地曵豪、宮川一朗太、中村敦夫
tyokorietta2.jpg
tyokorietta3.jpg

【感想】
たぶん苦手系の映画だろうなとは思いつつも、森川葵&菅田将暉に惹かれて鑑賞してみたら、やっぱり苦手系でした、しかも2時間40分、ただでさえ長いのに、より長さを感じるような気だるい作風には、ホント参った、長かったなぁ・・・。
このテンポ、このダラダラ感、あえてこうしたのかもしれませんが、見ている方は結構辛い。
まあ勿論、この作風にしたことで思春期特有のモヤモヤっとした雰囲気・感情は十分出ていたと思いましたけどね、でももう少しコンパクトに出来なかったものか、作った側はかなりの満足度なんでしょうけど、見る側の感情はそこまで・・・。

とりあえずこの映画は、かなり3.11の影響を受けた映画のようですね。
だからこそより先が見えない、若者が未来を描けない社会になっていたのでしょう。
主人公・知世子の母が事故で亡くなった年もドンピシャでしたし、愛犬の死も含めてその喪失感たるや、森川葵の好演も相まって物凄く伝わってくるものはありました。
丸坊主にした役作りも凄い、そしてあの脱力感、犬になりたい、何者にもなりたくない、モヤモヤっとしたその感じ、空気感は、作品の軸としてホント素晴らしかったと思いました。

逆に菅田将暉は珍しく受ける側、いつもは森川葵が演じたキャラ側の役どころが多いのに、今回はちょっと珍しかったですね、かなり変人な先輩ではありましたけど、森川葵を見事に引き立たせる受けの演技はさすがの一言。
まあ演じた正岡正宗も、彼なりに喪失感を抱え、未来を生きようとしない人で、いろいろと知世子と共鳴するものがあったからこそ、ああして彼女のわがままを受け入れたのでしょうけど、2人のやり取りは正直ダラダラと長かったなぁ。
2人の演技は見応え十分なんですけどね、話が進みそうで進まず、とにかくもどかしい、そのもどかしさこそが青春と言えばそうなんですけど。

この映画、もしかして永遠に終わらないのでは?とも思ったぐらいでしたが、着地点は真っ当で一安心、岡山天音が演じた同級生が結構いい味出してましたね。
あと市川実和子が知世子の母だったのも、妙に納得感、森川葵の主題歌も作風に合っていて良かったと思いました。
まあ私はフェリーニ映画をほとんど見てないから嵌れなかっただけなのかもしれません。
映画通の方は、時間の長さを忘れるぐらい楽しめる映画だったかも?
評価2.5(5点満点中)


↓こちらの応援ポチをしていただけたら嬉しいです!

にほんブログ村

この記事へのコメント


この記事へのトラックバック