【映画】海賊とよばれた男

kaizoku1.jpg

【解説・あらすじ】2013年度本屋大賞第1位を獲得した百田尚樹の同名ベストセラー小説を、同じく百田原作の「永遠の0」を大ヒットさせた岡田准一主演×山崎貴監督のタッグで映画化。出光興産創業者の出光佐三氏をモデルにしたといわれる主人公・国岡鐵造を岡田が演じ、吉岡秀隆、染谷将太、綾瀬はるか、堤真一ら豪華キャストが共演する。主要燃料が石炭だった当時から、石油の将来性を見抜いていた国岡鐡造は、北九州の門司で石油業に乗り出すが、国内の販売業者や欧米の石油メジャーなど、様々な壁が立ちふさがる。それでもあきらめない鐡造は、型破りな発想と行動で自らの進む道を切り開いていく。やがて石油メジャーに敵視された鐡造は、石油輸入ルートを封じられてしまうが、唯一保有する巨大タンカー「日承丸」を秘密裏にイランに派遣するという大胆な行動に出る。それは当時のイランを牛耳るイギリスを敵に回す行為だったが……。(映画.comより)

製作年:2016年
製作国:日本
監督、脚本:山崎貴
原作:百田尚樹
主なキャスト:岡田准一、吉岡秀隆、染谷将太、鈴木亮平、野間口徹、ピエール瀧、須田邦裕、飯田基祐、小林隆、矢島健一、黒木華、浅野和之、光石研、綾瀬はるか、堤真一、近藤正臣、國村隼、小林薫
kaizoku2.jpg
kaizoku3.jpg

【感想】
映画そのものと言うよりかは、主人公・國岡鐵造のリーダーとしての資質に感銘を受けた作品でした。
こんな魅力的なリーダーの為だったら、どんなキツイ仕事でも頑張れそう。
社長ではなく店主と呼ばれていたところなんかも、とても身近に感じれると言うか、妙に親近感が湧くところもあって好感が持てましたね。
社員は家族、家族は見捨てない、今の時代にこんな魅力的なリーダーがいたら、どれだけ素晴らしいことか・・・。
まあ逆にライバル会社達から見れば、これだけ疎ましい人物はいないと思えるぐらい、社員を守る為ならばと結構えげつない商法で業績を伸ばしていったようですが、士魂商才の志を貫くカッコ良さには惚れ惚れとさせられましたよ。

國岡鐵造は出光興産の創業者・出光佐三を描いた人物だそうですが、そう言えばガソリンはほとんど出光で入れたことが無いなぁ~。
この話を知っていれば出光を御贔屓にしてたのに・・・って何やら今現在は某メジャー石油会社との提携話で揉めているようですが、この話を知れば創業者一族が反対しているのも思わず納得ですね。
まあ何にしても、日本人としての誇りを失わず、最後までメジャーと戦い続けた國岡鐵造のその姿は、本当に痺れました!

ただ映画的には、國岡鐵造の魅力はたっぷりと描かれていましたが、ややエピソードを詰め込みすぎた印象で、しかもテロップでその後どうなったかを示す辺りなんかは、見ていて物凄く気分が盛り下がりました。
ここは削るところは削って、しっかりと話を繋げて欲しかったなぁ、NHKのようなテロップ芸はいりませんよ。
まあでも、老年期と青年期のシーンを巧みに織り交ぜて描いているところなんかは、より話に感情移入が出来て、良かったと思いましたけどね。
山崎組の常連を中心とした豪華出演者の各見せ場も、さすがは名優揃いなだけあって、どれも心掴まされる話ばかりで、グッときました、だからこそ削れなかったのでしょうが・・・。

逆に最初の妻ユキを演じた綾瀬はるかの出番は削りすぎだったような(綾瀬ファン目線込みですが)
ここの描き方次第では、最後号泣だったなぁ(とは言え泣きましたけど)
しかし岡田准一の役作りが凄すぎる、さすがに90代は違和感あったけど、60代は全く違和感なし、魅力的なフレーズが本当にたまらなかった~。
欲を言えば染谷将太も見た目的な部分で頑張って欲しかったかな・・・。
まあとにかく、昭和の石油史も知れて、魅力的なリーダーの姿にも熱くなれて、見て損は無かった映画でした。
評価4.0(5点満点中)


↓こちらの応援ポチをしていただけたら嬉しいです!

にほんブログ村

この記事へのコメント

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/444986573

この記事へのトラックバック

海賊とよばれた男
Excerpt: 主要燃料が石炭だった当時から、石油の将来性を予感していた国岡鐵造。 北九州・門司で石油業を始めた彼は、海上で油を売りさばき事業を拡大していく。 …敗戦後、同業者からも石油メジャーからも敵視され、国岡商..
Weblog: 象のロケット
Tracked: 2016-12-19 21:41

海賊とよばれた男
Excerpt:  戦後日本の復興を石油で支えた出光興産の出光佐一をモデルにした百田尚樹のベストセラーを映画化。日本の近現代史をささえた男たちの行動に熱くなる一方、2時間半近くあってもかなりダイジェストで飛ばしすぎた感..
Weblog: 映画好きパパの鑑賞日記
Tracked: 2016-12-22 07:02

海賊とよばれた男
Excerpt: 百田尚樹著の同名小説を山崎貴監督が岡田准一主演で映画化したドラマです。 原作を読んでいたので、あの物語がどんな映像になるのだろうと気になっていました。 戦後の難しい状況の中で一途に正義を貫こうとした主..
Weblog: とりあえず、コメントです
Tracked: 2017-01-03 19:45

『海賊とよばれた男』
Excerpt: □オフィシャルサイト 「海賊とよばれた男」□監督・脚本 山崎 貴□原作 百田尚樹□キャスト 岡田准一、小林 薫、吉岡秀隆、染谷将太、鈴木亮平、野間口 徹       光石 研、綾瀬はるか、堤 ..
Weblog: 京の昼寝~♪
Tracked: 2017-01-25 14:57

「海賊とよばれた男」
Excerpt: 鑑賞中、私はのめり込み、笑い、涙し、共感し、今の自分の生活が先人の築いた土台の上に乗っていることをしみじみとありがたく思い、…していたのだが、誤解を恐れずに言うと、これは危険な作品である。もちろん、映..
Weblog: ここなつ映画レビュー
Tracked: 2017-02-09 10:56