【映画】サンドラの週末

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【解説・あらすじ】パルムドールを受賞した「ロゼッタ」「ある子供」など、カンヌ国際映画祭の常連として知られるベルギーのジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ兄弟が、オスカー女優のマリオン・コティヤールを主演に迎えた一作。体調不良で休職していたサンドラは、ようやく復職の目途が立つ。そんな矢先のある金曜日、会社が職員へのボーナス支給のために1人解雇しなくてはならず、サンドラを解雇すると通告してくる。同僚のとりなしで、週明けの月曜日に職員たちによる投票を行い、ボーナスをあきらめてサンドラを再び迎えることに賛成する者が多ければ、そのまま復職できることになる。それを知ったサンドラは週末、同僚たちを説得してまわるが……。(映画.comより)

製作年:2014年
製作国:ベルギー、フランス、イタリア
監督、脚本:ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ
製作:ドゥニ・フロイド、ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ
製作総指揮:デルフィーヌ・トムソン
主なキャスト:マリオン・コティヤール、ファブリツィオ・ロンジョーネ、オリビエ・グルメ、モルガン・マリンヌ、ピリ・グロワーヌ、シモン・コードリ、カトリーヌ・サレ、クリステル・コルニル
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【感想】
ほのぼのとしたタイトルとは裏腹に、主人公サンドラの週末は何とも過酷としか言いようがない週末でしたねぇ。
こんな週末、私なら耐えられない、と言うかこんな会社はむしろこちらから願い下げです、が・・・サンドラの様々な事情からそうもいかずと言うのが、本当に見ていて胸が苦しくなると言うか、身につまされると言うか・・・。
このような仲間か金かを選択させる悪徳企業が本当にあるかどうかは疑問なところですが、それだけ深刻な世の中になってきたと言うことを思い知らされて、見ているこちらも物凄く重い気分に陥ってしまいました。

でも、やっぱり1000ユーロのボーナスは欲しいよなぁ、いくら仲間の為とは言え、ボーナスを捨てるのは容易な決断じゃない。
見る限り結構ギリギリの生活を送っていた方がほとんどだったようですし、ボーナスを選んでもこれは全然恨めない状況ですよね。
こんな悪徳企業を皆で立ち上がってギャフンと言わせるみたいな映画は今までもありましたが、この映画はあくまで究極の選択部分に焦点を絞って映画化していましたから、見ている方も本当に逃げ場がないと言う感じで、まあ尺は90分強と短い映画でしたが見終わった後はドッと疲れが押し寄せました。

もしサンドラがこの職場でどうしても必要と言うならまた話も違いますが、休んでいる間も今のメンバーで何の問題もなく仕事をこなせていたと言うのが、ある種ポイントと言えましたね。
サンドラと仲良くしていた人や世話になった人ならまだしも、挨拶程度の関係だったなら、私も普通にボーナスを選んでしまいそう。
またサンドラの物の頼み方がちょっと悪い意味で気になる頼み方だったので・・・。
でも冷や水を浴びせる人が多数いる中で、温かい対応をする人達の、人間としての素晴らしさには感動を覚えました、自分にそれが出来るか・・・やっぱり金欲しいもんなぁ・・・。

それにしても美しいマリオン・コティヤールが、ちょっとくたびれた感じで演じていたのは印象的でした。
泣きべそかきながらの各人への訪問は、正直見ていてゲンナリする部分がありました、もう一回見たいかと言われれば、もう勘弁です、でもラストが素晴らしかった、あれで十分見る価値のある映画だったなと思わされましたよ、いろいろと心かき乱された映画でしたけどね。
評価4.0(5点満点中)


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サンドラの週末
Excerpt: 体調不良のためソーラーパネル工場を休職していた女性サンドラは、ようやく復職できることになった矢先の金曜日に、電話で解雇を言い渡されてしまう。 社長と交渉し、週明けの月曜日に16人の同僚たちによる投票を..
Weblog: 象のロケット
Tracked: 2016-12-03 22:26