【映画】冷たい熱帯魚

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【解説・あらすじ】「愛のむきだし」などで知られる鬼才・園子温監督が、実在するいくつかの猟奇殺人事件にヒントを得て人間の狂気と極限の愛を描くサスペンス。小さな熱帯魚店を営む社本の家庭では、年頃の娘が若い後妻に反発しており、そのため彼と妻との関係にも亀裂が生じていた。そんなある日、彼は娘が起こした万引き事件をきっかけに同業者の村田と知り合う。やがて村田の事業を手伝うことになった社本は、いつしか恐ろしい猟奇殺人事件に巻き込まれていく。(映画.comより)

製作年:2010年
製作国:日本
監督:園子温
脚本:園子温、高橋ヨシキ
製作:杉原晃史
プロデューサー:千葉善紀、木村俊樹
音楽:原田智英
主なキャスト:吹越満、でんでん、黒沢あすか、神楽坂恵、梶原ひかり、渡辺哲、ペ・ジョンミョン、諏訪太朗、三浦誠己、芦川誠、坂田雅彦、瀬戸夏実、中泉英雄、阿部亮平、山根和馬、橋本一郎、小出志浩、伊藤龍翼、龍坐、斉藤リナ、赤崎菜美子、竹垣綾香、三ツ井菜々花、古藤ロレナ
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【感想】
いつか見ようとは思いながらも、なかなか手が出なかった映画でしたが、ようやく見てみたら、あまりの凄さに度肝を抜かれました・・・。
噂には聞いてましたが、ここまで強烈な作品だったとは。
今の日本でこう言う作品を普通に作れて普通に上映できる監督は、おそらく園子温監督以外いないのではないでしょうか。
最近はエンタメ寄りの作品も多く作られているようなので、何だかんだ言っても普通に見れるのではないかと油断してましたよ、この頃の園子温監督はとにかく半端じゃなかったですねぇ。

ところでこれ、実際の事件をモチーフにして作られた映画だったんですね。
しかも後で調べたら実際の事件も結構凄惨な事件だったようで。
それに園子温監督の猛毒とブラックユーモアを注入したことによって、ドエライ作品が完成したと。
しかしこんなトンデモない映画を見て恐怖に恐れ戦きながらも、ところどころでクスクス笑っている自分、他人に見られたら絶対ヤバイ人だな・・・。
と言うか、この作風でブラックユーモアは反則技ですよ~、でんでんが怖すぎ面白すぎ!
しょうゆかけろとかやめてくれ~。

それにしてもでんでんの怪演が凄かった、こんな人の良さそうなおじさんが、まさかの・・・。
こうやって人は支配されていくのですね。
ある意味宗教的な匂いもする映画でした。
断る隙も与えずまくし立てて、いつの間にかその人を支配下に置く。
しかしまあよく喋る人だったなぁ、劇中の3割~4割近くはでんでんの一人舞台だったような。
支配される側の吹越満のオロオロ感もまた絶妙でしたね、基本誰にも感情移入できない映画でしたが、吹越満だけは若干気の毒に思えました。

村田、社本それぞれの妻を演じた黒沢あすかと神楽坂恵のドエロ対決も見応えありましたねぇ。
特に黒沢あすかのドM変態体質&血まみれ演技は、映画史に残るレベルだったのでは!
本来体当たり演技とは、こう言うことを言うのですね。
まあとにかく最後まで救いのない映画でしたが、ラストもまさかそうなっちゃうとは・・・よくこんなこと思いつくなぁ、園子温監督、心病みすぎです(笑)
まあ何にしても、凄いものを見させてもらいました、そしてもう二度と見たくないような、またこんな映画を見たいような、不思議な感覚に陥ってしまいましたよ・・・。
評価4.5(5点満点中)


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