【映画】龍三と七人の子分たち

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【解説・あらすじ】北野武監督が、引退したヤクザの元組長とその子分たちの活躍をコメディタッチで描いた作品。北野組初参加となる藤竜也を主演に、近藤正臣、中尾彬、小野寺昭ら平均年齢72歳のベテラン俳優陣が主要キャストとして顔をそろえた。金も居場所もなくなり、毎日くすぶった生活を送っていた元ヤクザの元組長、龍三。ある日オレオレ詐欺にひっかかってしまった龍三は、詐欺で人々を騙す若者たちを成敗しようと、昔の仲間を呼び寄せて世直しに立ち上がる。(映画.comより)

製作年:2015年
製作国:日本
監督:北野武
主なキャスト:藤竜也、近藤正臣、中尾彬、品川徹、樋浦勉、伊藤幸純、吉澤健、小野寺昭、安田顕、矢島健一、下條アトム、勝村政信、萬田久子、ビートたけし、清水富美加、山崎樹範、辰巳琢郎、徳井優、川口力哉、川野直輝、芦川誠、國本鍾建、池谷のぶえ、山口祥行、本宮泰風、荒谷清水、清水一彰、伊東由美子、猫田直、込江海翔、佐藤真弓、遠藤雄弥、水澤紳吾、ガンビーノ小林、竹井亮介、おかやまはじめ、中村無何有、富川一人、橘美緒、石塚康介、山本恵子、北沢清子、ケンタエリザベス3世、カトゥー
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【感想】
今まであまり北野武監督作品は見てこなかったので、他の北野作品と比較してどうなのかはよく分かりませんが、この映画はクスクス笑いが結構ツボに嵌って、単純に面白かったです。
北野武と言うよりはビートたけし色が強かったのかな?
たけしがコントでやりそうなネタがふんだんに盛り込まれていましたもんね、まあ爆笑とまではいきませんでしたが、終始楽しい映画でした。
でも何となくコアな北野武監督ファンからは支持されていないのも妙に納得、まあしかし北野監督にも息抜きは必要ですから、こう言う万人向けコメディで英気を養うのもたまには良いのではないでしょうか。
私のような北野ビギナー的な人も今回の作品でたくさん取り込んだことでしょうし、一石二鳥と言うことで・・・。

しかし昔気質な元ヤクザのジジイ軍団VS企業の皮を被った悪質現代ヤクザの対決は、別にジジイ軍団も褒められたものではないのだけれど、現代の悪質なヤクザモドキの陰湿な行動が妙に現代社会とリンクするところもあって、いい感じに感情移入させられつつ最後は痛快な気分にさせてもらいましたよ。
説教臭くなく高齢化社会の様々な問題を笑いに変えていたところが、いかにもビートたけしらしい笑いでしたね。
ジジイ軍団を正義の味方として描いていないのも、逆に好感が持てました、普通に迷惑ですもんね、このジジイ達・・・。

それにしても、親分の藤竜也と相棒的な近藤正臣の掛け合いが終始面白かったなぁ。
そば屋での顛末とか結構好きでした、でもそば屋のカツ丼もおいしいんですよねぇ。
まあこれはカッコ良くて渋い藤竜也を中心に据えたからこそ、成り立った映画でしたね、藤竜也が真面目にボケまくる意外性が最高でした。
7人の子分たちは近藤正臣と中尾彬以外は、まあいいとこ早撃ちのマックぐらいが目立っていたぐらいで、微妙にバランスが取れていなかったのは難点だったでしょうか、小野寺昭なんてドスベリしていたし・・・。

でも中尾彬があんなイジラレ役とは、イメージ無さすぎてちょっとビックリ、終盤は完全にコント要員で思わず笑っちゃいました。
その中尾彬の孫娘に清水富美加とは・・・もっと話に絡んで欲しかったなぁ。
敵役のボスに安田顕の配役も意外と良かった、思いのほか凄みがありましたねぇ、それでいて微妙にヌケている感じが結構好きでした。
ラストのはちゃめちゃな感じも良かったです、オチはもう一歩な気がしましたけどね、まあ北野ビギナーな私には最適な映画でした。
評価4.0(5点満点中)


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龍三と七人の子分たち
Excerpt: 70歳の高橋龍三は元ヤクザの組長だが、引退した今は同居する息子一家から煙たがられていた。 ある日、オレオレ詐欺に遭いそうになった龍三は、元暴走族の西を会長とする半グレ集団・京浜連合が、地元を仕切ってい..
Weblog: 象のロケット
Tracked: 2016-10-09 13:04