【映画】泣きたいときのクスリ

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【解説・あらすじ】ラジオドラマが原作のオロナインH軟膏55周年記念作品。電車で号泣する中年男性を見つめる5人の乗客――心に傷のある青年、仕事に疲れきったOL、新人駅員、泣けないサラリーマン、迷える女子高生。彼らの身にもまた、涙を流さずにはいられない事件が迫っていた……。それぞれが織り成す人間ドラマを描く。出演は大東俊介、戸田菜穂、袴田吉彦、遠藤憲一、佐津川愛美、北浦愛ほか。(映画.comより)

製作年:2008年
製作国:日本
監督:福島三郎
脚本:飯島早苗、いしかわ彰
製作:伊達寛、大橋孝史、奥出緑
企画:高草木恵
エグゼクティブプロデューサー:下田寛海
プロデューサー:城田信義、平野貴之、上野境介、小野誠一
音楽:河辺健宏
主題歌:瓜生明希葉
主なキャスト:大東俊介、戸田菜穂、袴田吉彦、佐津川愛美、北浦愛、遠藤憲一、中村まこと、中村麻美、川原和久、おかやまはじめ、ガリガリガリクソン、村田雄浩
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【感想】
いきなりオロナインH軟膏55周年記念作品なるテロップが出てきたので、とりあえず泣きたくなるような皮膚トラブルにも効きそうな映画なのかなと、よく分からない期待を持って見始めたのですが、まあ当然ながら皮膚トラブルは関係なく、地味に涙腺が緩みそうないい薬的映画でしたね。
ただ、微妙に見せ方にもう一歩感があって、泣くまでには至りませんでしたが。
むしろ、クスリと笑えるようなシーンの方が印象的でした、だからタイトルが薬ではなくクスリなのでしょうか。

しかし手作り感が半端じゃない映画でしたね。
低予算の全編地方ロケ映画だったようなので、まあいろいろと粗はある映画でしたし、見せ方にもう一工夫あれば更にいい映画になったなとも思ったのですが、こう言う地味な小作は個人的には好きなので、ちょっといい映画を見た感は十分得られたかなと。
舞台となった小湊鉄道沿線の情景ものどかで良かったですね、特に寂れた田舎駅の佇まいがノスタルジックで、作品の雰囲気をより良い物にしていた印象を受けました。

同じ電車に乗り合わせていた人達のオムニバス的な話に関しては、グッと来るものもあれば、そうでもなかったものもありましたが、遠藤憲一のエピソードはグッと来たなぁ、特に男はおふくろの味には弱い生き物ですからね、人前で泣くのなんて恥ずかしいと豪語しようが、きっと泣いちゃうよ・・・。
遠藤憲一の演技がまた上手いから余計にグッと来たぁ、これ見てたらナポリタンが無性に食べたくなりました。
たとえ不味くても、おふくろの味は忘れられないですよね。

戸田菜穂のエピソードも、これは女性じゃなくてもサラリーマンなら胸が苦しくなってしまうようなグッと来るエピソードだったのではないでしょうか。
だけに、犬のポンタに癒されたぁ、袴田吉彦駅員とのエピソードもほのぼのしていて、何か良かったですね。
全体的に袴田吉彦の浮き具合にウザったさは感じましたが、終わってみればこれもいい味だったのかなと。
佐津川愛美&おっさんのエピソードはそこそこかなぁ、佐津川愛美の可愛さと、めんどくさいファミレス店員のインパクトは大きかったですが。
しかし話のきっかけとなったおっさんの泣きの理由が、いくらなんでもねぇ・・・。
それと主役の大東駿介が一番目立たずで、大東ファンは納得いかないかも?
まあでも全体的には、心にスッと入ってくる、ちょうどいいぐらいの映画でしたけどね。
評価3.5(5点満点中)


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