【映画】ロマンス

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【解説・あらすじ】「紙の月」で高い評価を受けた大島優子の6年ぶりの主演映画。「百万円と苦虫女」「ふがいない僕は空を見た」などで知られるタナダユキ監督のオリジナル脚本作品で、小田急電鉄の特急ロマンスカーで働くアテンダントの女性を主人公に描いた。新宿・箱根間を結ぶロマンスカーで、車内販売を担当しているアテンダントの北條鉢子。仕事の成績も常にトップで、今日もつつがなく業務をこなすつもりだったある日、鉢子は怪しい映画プロデューサーの桜庭と出会う。ふとしたきっかけで桜庭に母親からの手紙を読まれてしまった鉢子は、桜庭に背中を押され、何年も会っていない母親を探すため箱根の景勝地を巡る小さな旅に出ることになる。(映画.comより)

製作年:2015年
製作国:日本
監督、脚本:タナダユキ
製作:間宮登良松
企画:加藤和夫
プロデューサー:佐藤現、中澤研太、坂井正徳
音楽:周防義和、Jirafa
エンディングテーマ:三浦透子
主なキャスト:大島優子、大倉孝二、野嵜好美、窪田正孝、西牟田恵、中村靖日、杉作J太郎、金子岳憲、野中隆光、日比大介、安藤聖、佐藤真弓、松浦祐也、俵木藤汰、飯田芳、小林トシ江、小久保寿人、松澤匠、 タカハタ秀太、雨宮まみ、松岡恵望子、千葉雅子、中村まこと、久ヶ沢徹、佐々木勝彦
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【感想】
話的にはやや強引な話でしたけど、キャラクターの良さや役者の魅力でそこは十分カバー、笑えるシーンと作品に漂うビターな香りもいい感じにマッチしていて、小品ながら見ていてとても心地の良い作品でした。
主要キャラが物凄く魅力的だったのは、タナダユキ監督のオリジナル脚本ならではなところもあったでしょうか。
役者の魅力を存分に生かしたキャラ設定になっていましたよね。
鉢子と桜庭の夫婦漫才的な掛け合いには、終始楽しませてもらいました!
旅に出るまでがあまりに強引だったので、序盤はこの映画大丈夫かなと心配しましたが、まあ良い方にとればありえない事が起こるからこそ人生は面白いのかもしれませんね。

しかし桜庭のダメ男っぷりには、最初は本当にイライラさせられました。
普通に考えたら、こんな男に付いて行ったら犯罪に巻き込まれても全く不思議ではないでしょう(と言うか犯罪)
でも大倉孝二の軽妙な演技によって、胡散臭さも魅力的に思えてしまうと言うか、ボケっぷりが最高過ぎて、箱根の旅が物凄く楽しくもあり、どこか切なくもあり・・・何とも言えぬ旅情を誘うようなロードムービーに仕上がったなと思わされました。

一方主役の大島優子が演じた鉢子は等身大の女性だったので、役どころとしては逆に難しい役どころだったと思いましたが、大島優子はナチュラルな演技も想像以上にイケますね、仕事は完璧、でもプライベートはダメな感じが見事に伝わってくる演技で、思わず彼女の演技に引き込まれてしまいましたし、桜庭へのツッコミもホント最高でした。
それと同時に両親への愛に飢え育った物哀しさみたいなものも伝わってきて、相反する複雑な心境にも感情移入させられてしまいました。

鉢子と桜庭、共に鬱屈したものを抱えていた2人がこの旅を経験したことによって、それぞれが前に向かって歩き出せるような、そんな爽やかな後味を残したラストもたまらなく良かった!
でもやっぱり見所は2人の夫婦漫才だったかな。
それと野嵜好美が演じた鉢子の同僚のトンデモキャラも、作品のいいスパイスとなっていましたね。
箱根は昔一度だけ行った事がありますが、温泉に泊まっただけでそこまで観光はしなかったんですよね、この映画を見たら、ロマンスカーで箱根を旅したくなってしまいました。
車内販売でコーヒーも買い忘れずにですね!(大島優子じゃなくて野嵜好美キャラが来たらどうしよう)
評価4.0(5点満点中)


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ロマンス
Excerpt: 北條鉢子は、新宿と箱根間を往復する特急電車ロマンスカーに乗務している、優秀なアテンダント。 ひょんなことから絶縁状態の母親からの手紙を、怪しい中年の男性乗客・桜庭に読まれてしまう。 「母親は死のうとし..
Weblog: 象のロケット
Tracked: 2016-08-23 16:21