【映画】救いたい

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【解説・あらすじ】東日本大震災の被災地で暮らす人々が、それぞれの苦悩を抱えながらも前向きに生きようとする姿を、鈴木京香扮する女性麻酔科医の視点から描いたヒューマンドラマ。国立病院機構仙台医療センターの麻酔科医長・川村隆枝が自身の体験をつづった本「心配ご無用 手術室には守護神がいる」を原作に、「ハチ公物語」などの名匠・神山征二郎がメガホンをとった。仙台医療センターに勤める優秀な麻酔科医・隆子は、仙台市街で個人医院を営む夫・貞一と仲むつまじく暮らしていた。2011年3月11日、東日本大震災が発生すると、貞一は医院を無期限休診し、被災地に診療所を立ちあげる。隆子は自身も医師として多忙な毎日を送りながら、貞一を妻として支えていく。(映画.comより)

製作年:2014年
製作国:日本
監督:神山征二郎
原作:川村隆枝
脚本:古田求
製作総指揮:吉田尚剛
製作:鍋島寿夫、永森裕二、柏木登、松田陽三、川村英己
プロデューサー:永田博康
音楽:山下康介
主題歌:小田和正
主なキャスト:鈴木京香、三浦友和、貫地谷しほり、渡辺大、土田早苗、堀内正美、宅麻伸、井上肇、安藤一夫、須藤温子、池上リョヲマ、秋山真太郎、片山昌三、荘田由紀、望月章男、佐藤幹、原田麻由、佐々木しほ、田口計、冨田恵子、久松夕子、江幡高志、中山雄介、田根楽子、高泉淳子、加藤満、Velo武田、中越典子、藤村志保、津川雅彦
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【感想】
震災後、まだ復興途上の仙台を舞台にした作品だけあって、いろいろと考えさせられた部分も多く、テーマや題材にはとても共感できたのですが、一つの映画の完成度としては、どうなんでしょう・・・いろいろと描きたかったことが多すぎて、詰め込みすぎ&主題が散漫になってしまった印象は否めず、やや惜しい出来の作品になってしまったかなと・・・。

こう言う映画は貶すと人としてどうなのかと疑われてしまいそうでアレなんですけど、グッと感情移入しかけたところでトーンダウンしてしまうようなシーン(祭り関連とか)が多々入ってきたりと、いまいちノレない構成になっていたのが個人的には気になってしまって・・・。
勿論、町が元気になる象徴として祭りを大々的に取り上げることは、復興の観点から見ればとてもいいことなんですけど、映画のテンポは物凄く悪くなってしまい、更には描きたかったことも結局よく分からなくなってしまったような印象を受けたんですよね。

まあメインの部分の、震災を通しての医師として、人としてのあり方みたいなものは、十分伝わってきましたけどね。
地域医療に従事するも、大手の病院で多くの命を救うも、どちらも本当に人としても医師としても素晴らしい、おかげで安心して暮せると思うと、感謝の念しかありません。
会える時間は少なくても、尊敬し合って生きる鈴木京香&三浦友和夫妻の医師としてのあり方には、心揺さぶられるものがありましたよ。
被災地で詐欺行為を繰り返す輩を退治する三浦友和の昭和チックなシーンも、妙にツボでした(笑)
しかし、被災者を食い物にする輩が大勢いる現実には、ホント悲しくなっちゃいますね・・・。

それと麻酔科医の貫地谷しほりのエピソードも、グッと来るものがありました。
麻酔科の立場って、確かにちょっと切ないね・・・自分が手術してもらう機会がある時は、麻酔科医にもしっかりと感謝させていただきます!
中越典子のエピソードも切なかった、震災はいろんなところに爪痕を残したまま、それでも前に進まなくちゃいけないんですね、救う側、救われた側、いろんな想いを乗せて・・・。
話自体には本当にグッと来たんですけど、返す返すも一本の映画へのまとめ加減が何とも勿体無かったなぁ。
評価3.0(5点満点中)


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