【映画】小川町セレナーデ

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【解説・あらすじ】とあるスナックを舞台に、シングルマザーのママや彼女の娘の父親であるオカマダンサーら、個性的な人々が繰りひろげる人間模様を描いたハートウォーミングドラマ。「スナック小夜子」を営む真奈美は、親友のオカマダンサー・エンジェルとの間に生まれた娘・小夜子を女手ひとつで育ててきた。高校を卒業した小夜子は上京してひとり暮らしをはじめるが、いくつかの失恋を経験して実家に戻ってくる。「スナック小夜子」が経営難で閉店寸前に追いこまれていることを知った小夜子は、偽オカマバーとして店を立てなおすことを決意。そしてエンジェルが実の父親であると知らないまま、母の旧友である彼に助っ人を頼むが……。真奈美役を「僕等がいた」の須藤理彩、エンジェル役を演劇ユニット「TEAM NACS」の安田顕、小夜子役を「アオハライド」の藤本泉がそれぞれ演じた。神奈川県有数のシネコン「川崎チネチッタ」が入居する複合施設「ラ チッタデッラ」のある川崎市川崎区小川町の魅力を発信するため、市や商工会、地元企業も協力し、川崎ロケで撮影された。(映画.comより)

製作年:2014年
製作国:日本
監督、脚本:原桂之介
プロデューサー:佐谷秀美、篠田学
共同プロデューサー:中山賢一、片山宣
ラインプロデューサー:坂口慎一郎
音楽:古川はじめ
主題歌:私立恵比寿中学
主なキャスト:須藤理彩、安田顕、藤本泉、小林きな子、高橋洋、阿部進之介、濱田ここね、土屋希乃、いか八朗、大浦龍宇一、金山一彦、大杉漣
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【感想】
物凄くグッと来るところまではいかないながらも、程好い感じでいい映画を見た余韻に浸れる作品でした。
よくよく考えると結構テーマは重たかったりもするのですが、そこまで重くは感じさせないような、肩の力がいい感じに抜けたような作風が妙に心地良かったです。
人生は上手くいかないことの方が多い、そして人はいろんなものを抱えて生きている生き物ですが、この映画を見たら、大々的に何かを得られる訳ではないですけど、抱えていたものが少しだけ軽くなるような、そんな程好いぐらいに心に響く、良作映画だったなと思いましたよ。

舞台となったちょっと寂れたスナックの哀愁漂う雰囲気も、たまらなく愛おしかったですね。
須藤理彩が演じた真奈美の生きた証とも言える様な、そんな佇まいが、そしてそこに関わる人々の人間味が、とても魅力的に映りました。
まあ見てる時は小川町がどこの町なのか知らないで見ていたのですが、川崎だったんですね・・・娘が上京するような描写があったので、もっと東京から離れた田舎なのかと思っていましたが、でも作風にピタリ合った良いロケーションだったと思いましたよ。

前半の真奈美と娘の小夜子の生きてきた過程を丁寧に描いた辺りも、とても感情移入し易くて好感が持てました。
生きる為に、娘を育てる為だけになりふり構わずスナックを経営してきた真奈美、そんな母親に感謝しつつも自分の名前が付いたスナックは大嫌いだった小夜子、その2人とスナックを中心とした何とも言えぬ人間模様、人間愛が、不器用なんだけど愛おしかったですね。
太ったスナック店員を演じた小林きな子も妙にリアリティのあるキャスティングで、いい味出していたなぁ。

まあでもこの映画は、何と言ってもオカマの安田顕に尽きる映画でしょうね。
そっち系には詳しくないんで、これがリアルなのかはよく分かりせんが、恐るべし役作り、偽変態仮面も素晴らしかったけど、こっちも素晴らしかった。
娘との関係性や真奈美との関係性が、ちょっぴり切なかったけど、最後は心が温まりました。
ダンスシーンも見応えあって良かったです!
小夜子役の藤本泉も、美人なんだけどちょっと幸薄い雰囲気が絶妙に嵌ってましたね。
評価4.0(5点満点中)


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