【映画】プールサイド・デイズ

pu-rusaido1.jpg

【解説・あらすじ】アレクサンダー・ペイン監督の「ファミリー・ツリー」でペインとともに脚本を手がけ、アカデミー脚色賞を受賞したナット・ファクソンとジム・ラッシュが初監督。冴えない内気な少年が、母親の新しい恋人とウォーターランドで過ごしたひと夏を描いた青春ドラマ。「(500)日のサマー」「リトル・ミス・サンシャイン」などを送り出してきたフォックス・サーチライト製作。主人公の少年ダンカン役は、映画「2012」やテレビシリーズ「THE KILLING 闇に眠る美少女」に出演したリアム・ジェームズ。共演にスティーブ・カレル、トニ・コレット。新宿シネマカリテの特集企画「カリコレ2014/カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2014」(14年5月17日~6月13日)上映作品。(映画.comより)

製作年:2013年
製作国:アメリカ
監督、脚本:ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ
製作:ケビン・J・ウォルシュ、トム・ライス
製作総指揮:ナット・ファクソン、ジム・ラッシュ、ジジ・プリッツカー、ジョージ・パーラ
音楽:ロブ・シモンセン
主なキャスト:スティーブ・カレル、トニ・コレット、アリソン・ジャニー、アナソフィア・ロブ、サム・ロックウェル、マーヤ・ルドルフ、ロブ・コードリー、アマンダ・ピート、リアム・ジェームズ、ジム・ラッシュ、ナット・ファクソン、ゾーイ・レビン、リバー・アレクサンダー
pu-rusaido2.jpg
pu-rusaido3.jpg

【感想】
14歳の少年ダンカンがひと夏の経験から成長を遂げる話、と言ってしまえばありきたりですが、この「ひと夏」の描き方がとにかく秀逸だったが故に、少年の成長具合がたまらなく愛おしいと思える作品に仕上がっていましたね。
シチュエーションは被らないけど、どこか自分に重なるような部分もあったりで、思わず感情移入させられました。
思春期のもどかしさは、万国共通なんですね、忘れ欠けていたあのもどかしさ、きっと見た方はあの頃の懐かしい想いに駆られること必須でしょう。

しかしまあダンカン少年のシチュエーションなら、それは自分の殻に閉じこもってしまう少年になるのも、ある意味必然でしょうね。
私はどちらかと言うと真逆の環境で育ったので、(離婚した)母親とその恋人とその連れ子でリゾート地にて夏休み期間4人で一緒に過ごすなんてシチュエーションを体験したことはないですが、その描き方がとても秀逸だったので、ホント居心地の悪さが手に取るように伝わってきて、もどかしい気持ちで一杯になってしまいましたよ。

またその恋人を演じたスティーブ・カレルの生理的に受け付けない嫌なヤツ臭たっぷりの空気感が抜群だった為、余計にそんな気分にさせられましたね。
更には連れ子の今時ギャル臭も後押しして、少年の居場所の無さ加減が痛いほど伝わってきました。
大人のエゴに付き合わされた少年の受ける圧迫感は、夏に親戚の家に滞在しなければいけなかった際の、あのやるせない感じに似ていて、思い出したら変な汗が出てきちゃいましたよ。

一方、その対比的に描かれた、プールの運営スタッフ(リゾート地なのに海じゃなくプールなのがまたいい)、特にサム・ロックウェルが演じたオーウェンのキャラが本当に素晴らしかった!
全て適当でチャラけたオヤジなんだけど、ちゃんとダンカンを理解してあげていたまさにかけがえのない「友達」、この出会いが少年を変えていくんですよね。
最後は本当に感動しました、ダンカンのお母さんの成長具合も、ある種見応えの一つだったと言えましょうか。
ひと夏のピュアな恋もこれぞ青春って感じで良かったですね、相手役のアナソフィア・ロブの健康的な雰囲気が、爽やかさを後押しして作品をより良い物に引き上げていたと思いました。
評価4.0(5点満点中)


↓こちらの応援ポチをしていただけたら嬉しいです!

にほんブログ村


この記事へのコメント


この記事へのトラックバック