【映画】杉原千畝 スギハラチウネ

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【解説・あらすじ】第2次世界大戦時、ナチスに迫害されたユダヤ難民にビザを発給して救いの手を差し伸べ、「日本のシンドラー」とも呼ばれた外交官・杉原千畝の半生を、唐沢寿明主演で描いたドラマ。堪能な語学と豊富な知識を駆使し、インテリジェンス・オフィサー(諜報外交官)として世界各国で諜報活動に携わった杉原千畝は、1939年、リトアニアの日本領事館に赴任。自ら構築した一大諜報網をもって混乱する世界情勢を分析し、日本に情報を送り続けていた。その一方で、日本政府の命令に背いてナチスに迫害されたユダヤ難民に日本通過のビザを発給し、6000人の命を救った杉原の、知られざる信念や信条を描き出す。監督はハリウッドと日本の双方で数々の大作に携わってきたチェリン・グラッグが担当。(映画.comより)

製作年:2015年
製作国:日本
監督:チェリン・グラック
脚本:鎌田哲郎、松尾浩道
製作:中山良夫、市川南、熊谷宜和、薮下維也、石川豊、三宅容介、松田陽三、久保雅一、都築伸一郎、大塚雅樹、井戸義郎、城朋子、和田倉和利
エグゼクティブプロデューサー:奥田誠治
Coエグゼクティブプロデューサー:門屋大輔
プロデューサー:飯沼伸之、和田倉和利
セカンドユニット監督:尾上克郎
音楽:佐藤直紀
主なキャスト:唐沢寿明、小雪、小日向文世、塚本高史、濱田岳、二階堂智、板尾創路、滝藤賢一、石橋凌、ポリス・スジック、アグニェシュカ・グロホウスカ、ミハウ・ジュラフスキ、ツェザリ・ウカシェビチ、アンナ・グリチェビチ、ズビグニェフ・ザマホフスキ、アンジェイ・ブルメンフェルド、ベナンティ・ノスル、マチェイ・ザコシチェルニ
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【感想】
今まで名前と何となくこんなことをした人ぐらいしか知らなかったので、とても勉強になりました。
激動の時代の裏で、こんな日本人がいたんだと知れただけでも、とても有意義な時間になったなと思えましたよ。
それプラス、一本の映画としてもかなりの見応えを感じられて、私的満足度は相当高かったです。

ただかなり生真面目な作品で、エンタメ性は相当薄いですから、そこは好みが分かれるかも。
盛り上がりに欠けると言われればその通り、しかし真摯に外交官としての杉原千畝を描いた作風は、とても好感が持てましたし、十分評価に値するのではないかなと。
邦画によくある感動エピソードを誇張するパターンではなかったからこそ、より杉原千畝の勇気ある決断にグッと来た部分がありましたしね。

邦画でありながら外国人のチェリン・グラックが監督をしたからか、どこの国に肩入れするでもなく客観的に物事を描いていたのもとても印象的でした。
感動エピソードでありながらそれが必ずしもいい結果だけを生んだ訳ではないところとか、日本政府、日本軍の恥部も曝け出しつつ、そんな中にもたくさんのユダヤ人の命を救った日本人外交官がいたと言う事実が真摯に描かれていて、スッと心に入ってきました。

その杉原千畝を演じたのが唐沢寿明だったからこそ、より感情移入できた面はありましたね。
まさに迫真の演技、たくさんの外国語を駆使して、見事に演じ切りました。
真摯に作られた作品の中で唯一奥さん役の小雪だけは異質な存在に映りましたが、逆に言えば世界と向き合った千畝の唯一のオアシスが家庭だったと考えれば、これもまたありなのかも。
外国人キャストも皆素晴らしい演技、秘書の男の千畝に対する感謝の念にグッときた!
世界を変えたいと常々思っていた杉原千畝、彼が救った命の子孫がまたより良い世界に変えていくはずと願ってやみません。
評価4.5(5点満点中)


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杉原千畝 スギハラチウネ
Excerpt: 堪能なロシア語と独自の諜報網を駆使し、満州でソ連北満州鉄道譲渡の交渉を成立させた外交官・杉原千畝は、1939年、リトアニア・カウナスの日本領事館勤務となる。 彼は新たな相棒ペシュと共に諜報活動を開始し..
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