【映画】0.5ミリ

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【解説・あらすじ】俳優・奥田瑛二の長女で映画監督の安藤桃子が、実妹・安藤サクラを主演に起用した初の姉妹タッグ作品で、自身の介護経験から着想を得て書き下ろした小説を映画化した人間ドラマ。介護ヘルパーの山岸サワは、派遣先の家族から「冥土の土産におじいちゃんと寝てほしい」との依頼を受ける。しかしその当日、サワはある事件に巻き込まれ、家も金も仕事も全てを失ってしまう。人生の崖っぷちに立たされたサワは、訳ありの老人を見つけては介護を買って出る、押しかけヘルパーとして生きていくことになる。共演に柄本明、坂田利夫、草笛光子、津川雅彦ら。(映画.comより)

製作年:2013年
製作国:日本
監督、脚本、原作:安藤桃子
エグゼクティブプロデューサー:奥田瑛二
プロデューサー:長澤佳也
アソシエイトプロデューサー:畠中鈴子
フードスタイリスト:安藤和津
音楽:TaQ
主題歌:寺尾紗穂
主なキャスト:安藤サクラ、津川雅彦、柄本明、坂田利夫、草笛光子、織本順吉、木内みどり、土屋希望、井上竜夫、東出昌大、ベンガル、角替和枝、浅田美代子
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【感想】
3時間15分強と言うラスボス級の長尺映画でしたので、全く長さを感じさせないと言ったら嘘になりますが、長尺映画が苦手な私にしては珍しく見入ってしまった作品でした。
現実的でありながらも現実離れした何とも言えない展開が見る者を飽きさせないと言うか、今までに見たことの無い作風がとても新鮮で、思いっ切り安藤桃子ワールドに惹き込まれてしまいましたよ。

冒頭の、押し掛けヘルパーになるまでのシーンからしてとにかく凄かったですが、その後小さいエピソードも含めれて4人の老人(とその関係者)と繰り広げられた犯罪スレスレの押し掛けヘルパーぶりが、最初と最後で180度印象が変わってしまうような、何とも不思議で魅力的な空間だったので、思わず唸らされてしまいました。

これはリアルな老人の現実とファンタジーの融合か?
しかし凄い、これを考えた安藤桃子監督&演じた安藤サクラ姉妹の才能は半端じゃないですね。
そしてさすがはお姉さん、妹の生かし方も、実は可愛らしい部分なんかも、よく知っています!
更には坂田利夫をこんなにうまく演出できる方は、そうそういないと思いましたよ(笑)

死ぬまで生きたい、生を感じたい、その感覚は、実際それを感じれる年齢になってみないとその実は分かりませんが、やはり人間としての尊厳を奪われることが、老いた者には一番つらいことなのでしょう。
もしサワちゃんのような悪魔で天使なヘルパーに出会えたら、相当幸せな最期を迎えられそうだし、現実を受け入れられる気がしますね。
しかし忘れた頃に冒頭のエピソードを回収する辺りの意外性も、本当に素晴らしかったなぁ。
それはさすがに1ミリも予想してなかったので・・・やられました。
サクラの義理の両親の使い方も、ある意味凄かったですね!
評価4.5(5点満点中)


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