【映画】あん

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【解説・あらすじ】「萌の朱雀」で史上最年少でカンヌ国際映画祭新人監督賞を受賞、「殯の森」ではカンヌ国際映画祭グランプリを受賞した河瀬直美監督が、2014年に旭日小綬章を受章した名女優・樹木希林を主演に迎え、ドリアン助川の同名小説の映画化。あることがキッカケで刑務所暮しを経験し、どら焼き屋の雇われ店長として日々を過ごしていた千太郎。ある日、店で働くことを懇願する老女、徳江が現れ、彼女が作る粒あんの美味しさが評判を呼んで店は繁盛していく。しかし、徳江がかつてハンセン病を患っていたという噂が流れたことで客足が遠のいてしまい、千太郎は徳江を辞めさせなければならなくなる。おとなしく店を去った徳江だったが、彼女のことが気にかかる千太郎は、徳江と心を通わせていた近所の女子中学生ワカナとともに、徳江の足跡をたどる。千太郎役に永瀬正敏、ワカナ役には樹木の孫娘である内田伽羅が扮した。(映画.comより)

製作年:2015年
製作国:日本、フランス、ドイツ
監督:河瀬直美
主なキャスト:樹木希林、永瀬正敏、内田伽羅、市原悦子、水野美紀、太賀、兼松若人、高橋咲樹、浅田美代子
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【感想】
予想以上に引き込まれた映画でしたが、予想以上にテーマが重い映画でもありましたね。
差別や偏見から、こんな人生を送っていた人達がいたんだと言う事実を目の当たりにしたら、胸が苦しくなってしまいました。
ハンセン病については正直何も知らなかったので・・・。
しかしあんな状況でも生きる意味を見出して前向きに生きている徳江の生き様には、感動させられました。

また樹木希林が演じてるから、尚更その佇まいから全て彼女の生き方に感情移入させられてしまうんですよね。
雇われ店長と過ごしたあの時間、彼女にとっては本当に特別なものだったんだろうなと、しみじみ・・・。
演者と役が全く違和感ない、と言うか完全に一体化している辺りの演出は、お見事の一言。

河瀬直美監督作品は今回初鑑賞だったので、最初はちょっと不安だったんですよね、難しそうで・・・。
でもこの映画は万人がスッと入っていける河瀬作品にしては珍しいタイプだったようなので、ホッと一安心でした。
心模様を表したような四季折々の風景も、本当に素晴らしかったです。

店長を演じた永瀬正敏も、いい味出してましたね。
樹木希林とのあん作り、重いテーマの中にも笑いがたくさんあって、ほのぼのさせてもらいました。
ラストシーンも良かったぁ~!
内田伽羅が演じたワカナのエピソードだけはやや中途半端でしたが、そこをカバーして有り余るぐらいとても魅力的な作品でした。
評価4.5(5点満点中)


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